女性でテレビカメラマンになりたい。
テレビカメラマンとして働いている女性の割合は
どのくらいなのか知りたい。
重そうな機材を扱うテレビカメラマンの仕事は
女性でもできるのか気になる。
力仕事のイメージが強いテレビカメラマンですが、
実は女性の割合が増えてきているんです。
特に地方テレビ局で働く女性カメラマンは
どんなふうに仕事をしているのかについて解説していきます。
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Contents
テレビカメラマン女性の割合
テレビカメラマンの女性は
確かに全体の割合としては低めです。
私がいた頃は
１５人くらいいるうちの２～３人が女性でした。
テロップ制作やマスターなど
内勤の仕事は女性が多めのイメージがありましたが、
どうしても現場に出て撮影するテレビカメラマンの女性は少なかったです。
昔の名残で
「テレビカメラマンは重労働」「テレビカメラマンは力仕事」という
イメージが強く、
なかなか男性が多い環境に入っていけない女性が
多いのかもしれません。
それでも、確実に人数は増えています。
テレビカメラマン女性の仕事ぶり
テレビカメラマンの女性は
男性に負けず業務を頑張っています。
扱う機材は変わらない
もちろん、男性のテレビカメラマンと
使用する撮影機材は変わりません。
キー局や政令指定都市の場合、
カメラが軽量化され、新しいものに買い替えられつつありますが、
地方だとどうしても昔ながらの
「ENG」という重い機材を使うことになります。
軽いものも数台ありますが、
基本的に操作するのはENGカメラなので
まずはこの扱い方を覚えることになります。
望遠、画質などが軽く安いカメラより優れているため、
基本的な撮影方法を学ぶことができるからです。
女性関連の撮影に同行
女性ならではの独自の役割もあります。
例えば女性出演者の温泉ロケなど、
撮影や準備の際にどうしても男性が立ち入れない場面が出てくる場合は、
ディレクター、テレビカメラマン、音声スタッフなど
全員が女性のクルーにしてもらうことができます。
女性カメラマンが少ないこともあり、
大きな仕事でも女性ということで
優先して任せてもらうこともあるため、
内容によってはかなり優遇されます。
若手が多い
テレビカメラマンになりたい女性の
学生さんが実は多くても、
なかなか踏み入ることができない壁を感じている人が
多いかもしれません。
そんな方に朗報です。
実は女性カメラマンは若手が多いんです。
ベテランの女性カメラマンは
私が在籍していた期間には
出会うことはありませんでした。
キー局のクルーと一緒に仕事をしたときも
若手の女性カメラマンはでした。
ある程度年齢を重ねると
結婚で寿退社したり、
テロップ制作など内勤の部署に異動したりするケースも多いので、
必然的に若手しか残らないのです。
新卒で入社した場合でも
話が合う同年代の先輩が多いので
環境としては良好でしょう。
テレビカメラマン女性は増加傾向
キー局や地方を問わず、テレビカメラマンになる女性は
増えてきているようです。
実際に新卒で入社する人も見てきました。
テレビカメラマン独自の企画を
任されることもあるため、
女性ならではの視点で
女性にしかできない撮影方法で
視聴者を魅了できる夢のある仕事です。
女性ということで諦めかけていた方は
ぜひ挑戦してみてほしいと思います。