大学で理系の学部に入っている人、
または目指している人が
地方局を目指すためにはどうすべきか?
文章力が必要そうな報道部や制作部に
理系の大学生が入れる余地があるのか?
技術部など逆に理系が有利そうな部署があるが
そこには理系が多いのか?
私自身は文系なので
体験談として語ることはできませんが、
元社員として見てきた同僚たちが
どんな経歴や強みをESにまとめていたのかについて
紹介していきます。
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Contents
地方局ES|文系と理系の割合
私がいた地方局の場合、
文系と理系は8:2くらいで
理系は少数派でした。
大学の法学部や経済学部を卒業した同僚が多く、
営業などではスポーツ推薦組も幅を利かせていて
彼らはほとんど文系だったので
しっかりと理系でセンター試験を受けて
大学に入った人はあまりいない印象でした。
地方局ES|理系同僚の経歴
理系で地方局に就職した人は
いろんな部署に配属になっていましたが、
なかでも多かったのが技術部です。
地方局は正社員の採用が
総合職と技術職に分かれていて、
理系は技術部に配属されやすい傾向がありました。
技術部で採用されたら
辞めるまで異動がないという
暗黙のルールみたいなものもありましたが、
なかには特例的に
営業部や報道部に行った人もいましたね。
入社時のESにどんな仕事をしたいと書いていたかが
人事に影響することは大いにあります。
異動の理由付けとして「君、○○部に所属したいってESに書いてたよな」と
聞かれるパターンがあり、
人事担当者はそれを社員との会話などで聞き出して
把握しておくんです。
理系大学生が地方局ESに書ける強み
理系として有利になるのは
やはり数字に強いというところだと思います。
営業部では
自分が担当する広告代理店やスポンサーからの売上、
提示された広告予算でどの程度の本数CMを打てるかを
自分で計算しなければいけないのですが、
理系の先輩は当たり前のようにスラスラと計算していて
私が営業部の時はうらやましくてしょうがなかったです。
報道や制作でも
番組の押し巻きの秒数から考えて
何秒の項目をどのくらい削るべきか、
スタジオトーク部分をどのくらい伸ばすべきかを
考えなければならず、
そのあたりは簡単にこなせると思います。
理系大学生が地方局ESでアピールすべきこと
地方局に就職するために
理系大学生が面接やESで伝えるべきことは、
計算能力を生かしたスケジュールなどの管理能力が
優れているという点です。
スケジュール管理はどの会社でも
社員に持っていてほしいスキルであり、
これが簡単にできれば
複雑な地方局の仕事を覚える速度も変わってくるので、
地方局の採用担当者が重視している点だと言えます。
また、機械に強い点も有利に働きます。
普通に生きていれば触らないような特殊な機械を
扱っていかなければいけないので、
パソコンの応用的な操作ができるくらいのスキルがあれば
仕事をするうえでかなり楽になります。
いろんな同僚から頼りにされるなど
部署に1人は欲しい人材として重宝されます。
少数派でも確かな存在感を放つ理系地方局員
地方局も様々な人材がいて成り立っています。
他の社員にはない強みを生かして
仕事に臨めると思うので
理系大学生も地方テレビ局への就職を
めざしてESを作成してみてください。
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