テレビ局に就職して
様々な仕事をしてみたい。
総合職の社員は人事異動が多そうだけど、
どんな時期に人事異動があるのか知りたい。
そもそもテレビ局の人事異動は
どんなことが条件で行われているのか気になる。
テレビ局は他の企業と同じように
総合職採用であれば
定期、不定期問わず様々な時期に
人事異動があります。
ただ、そのサイクルや引き金になる出来事は
それぞれの会社で変わってくるでしょう。
新卒でこれから仕事を始める社員や
中途採用でテレビ局員になる人は
テレビ局がどんな仕組みで人事異動を行っているのかは
いまいち想像できないかと思います。
そこで、今回は
テレビ局の人事異動について
詳しく紹介していきたいと思います。
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Contents
テレビ局の定期的な人事異動
まずは、時期が決まっている人事異動を紹介します。
テレビ局員は総合職と技術職に分かれていて、
技術職は社内での担務の変更がありますが
総合職は人事異動で部署ごと変わることになります。
入社から定年まで
ずっと同じ部署、同じフロアで働く社員は
めったにおらず、
同じ営業部だとしても
東京や大阪にある支社への人事異動は
必ずと言っていいほどあります。
それが行われるのが、
年度初めの時期、4月の「春人事」と
下半期が始まる時期、10月の「秋人事」の年に2回
大きな動きが必ずあります。
私がいた地方局でも
必ず2人以上は部署を交換する形で
人事異動となっていました。
人事異動のきっかけになる時期
定期的なものの他にも、
社員の事情を考慮する形で
行われる人事異動があります。
この場合、1人の社員の動きに合わせて
他の社員が影響されるパターンが多いです。
定年退職
取締役や局長など、
50代社員が務める役職に特に多いのが
定年退職で大きな入れ替わりがあるパターンです。
これは途中で退職や転職をしない限りは
時期が決まっている部類に入ります。
ほぼ毎年定年退職になる社員がいるため、
それに伴って部署内で昇格があります。
記者やディレクターなど
現場の社員も役員の退職に影響されて
他部署との入れ替わりがあるので、
常に同じ布陣というところは
ほとんどありません。
産休や育休
女性社員に多い産休や育休に伴う
人事異動もあります。
地方テレビ局の総合職では
社員数の関係上、
女性のあとには女性を・・・ということは
言っていられないので
男性社員も人事異動となります。
記者やディレクターなど
社外での動きが多い仕事をしていた場合は、
早朝や夜遅い仕事ができなくなるなど
縛りも出てくるため、
育休から戻ってきたときには
編成や総務など内勤の部署に異動する傾向にあるため、
それも見据えての人事異動が発生します。
休職や退職
最も予想できないのは
社員の休職や転職がある場合です。
これは急な人事になるため、
4月や9月以外でも
人な少ない部署で人数が減った場合は
他の部署からの人事異動が発生します。
テレビ局の希望部署に人事異動で出してもらうためには
テレビ局では、
定期的に仕事についての意見や
希望部署を役員に伝える機会があります。
毎回同じ思いを伝え続けると
急な人事の時に思わぬ形で叶うことになります。
私もそのパターンで、
ディレクターを希望し続けた結果、
営業部の社員が転職した時に
報道部員が営業に、
制作部員が報道に、
そして私が制作部員に・・・という流れで
人事異動になり、
念願を叶えることができました。
いずれ人事異動でやりたい部署に行ける時期が来ます!
テレビ局の人事担当は、
社員の要望にはできるだけ応えようとしてくれるので
社内全体のモチベーションアップにつながっています。
もし、入社した時に
やりたい仕事ができなかった場合でも
アピールし続ければ叶えてもらえるので、
諦めずに続けてほしいと思います。