テレビ局には報道や番組制作関係の他に
どんな仕事内容があるのか知りたい。
自分のアイディアを反映させた
広報活動ができるような仕事内容で、
かつテレビ業界に関係のある業務がしてみたい。
テレビ局の内勤の社員は
どんな仕事をしているのか気になる。
テレビ局には番組表に反映されないような
放送に間接的に関わる仕事内容がたくさんあります。
むしろ放送外の業務の方が多いです。
その中でも、
自分たちの会社で放送しているCMの他に
様々な宣伝活動をする媒体があり、
そこに携わっているのが「広報」の仕事です。
採用面接で高い倍率を勝ち抜いて内定をもらっても
記者やディレクターなどのイメージしやすい仕事が
できるとは限りません。
しかし広報の仕事も同じように発信をする仕事であり、
記者やディレクター業に異動するために
必要なスキルを磨くことは十分可能です。
放送以外での広報活動とはどんな仕事内容なのか、
解説していきます。
テレビ局事業部の仕事内容とは?イベント企画や運営について解説
Contents
テレビ局広報の業務形態
広報のスタッフの人数は
地方局だとだいたい3~4人です。
すべて総合職での採用となっていて、
総務部あるいは編成部に籍が置かれます。
テレビ局広報の宣伝活動
テレビでの宣伝と言ったらスポンサーのCMが
イメージしやすいと思いますが、
番組という商品に付随するものです。
番組を認知してもらい、視聴率を上げるために、
番組制作費を賄うCM契約を獲得するために
特殊なマーケティングという形で宣伝するのが広報の仕事。
業界では「番宣(番組宣伝)」といいますが、
様々な分野で活動が行われているんです。
新聞への掲載
地元紙と連携して
会社のことを知らしめる活動もしています。
社長のインタビューや新番組の制作発表など、
報道部では記者が取材に行くところを
逆に新聞記者から取材を受ける形で
記事にしてもらいます。
そのインタビューを受けるのが広報の仕事なんです。
インタビューと言っても
スタジオでマイクを向けられて話すのではなく
決められた質問に文章で回答するというもので、
会社として何を売り出していきたいのかを考えて書いていきます。
自分が書いた文章が
全県民に見てもらえるので、
その点やりがいがあると思います。
youtubeチャンネルの活用
今や開設していないテレビ局がほとんどない
youtubeチャンネル。
1つの挑戦として地方局でも
SNSで番宣をする動きは進んでいます。
アナウンサーが出演する企画や
社員へのインタビューなど
形態は様々です。
どんな内容にしたら再生数が伸びるのか、
テレビ局のことをもっと知ってもらえるのかを考えて
企画を考えるのが仕事内容です。
YouTubeだけでなく、
Twitterやインスタグラムでも
広報部員だけでなく
記者やディレクター、アナウンサーと連携して
宣伝をしています。
社内広報誌の作成
広報活動は、対外的なコミュニケーションに限りません。
社員のモチベーションを上げるのも広報の役割です。
毎月の視聴率データや
社内イベントの報告など、
社員に向けた月刊誌の作成もしています。
テレビ局内をロケする番組で
壁に番組名と視聴率が書かれたチラシが
貼られているのを見たことがありませんか?
あれ実は広報の担当者が作っているんです。
自社制作番組の視聴率が高かった時には
歴代の順位などを出しながら
「さらに上を目指して頑張りましょう」など
ディレクターを鼓舞して士気を高めています。
オリジナルグッズのデザイン
物販に関わる仕事内容もあります。
番組や局のキャラクターをあしらった
オリジナルグッズを考える仕事です。
ぬいぐるみや文房具のほか、
アナウンサーの写真付きのクリアファイルなどを作成し
局主催のイベントなどで販売します。
テレビ局の広報の採用状況
地方局の場合、
広報の担当スタッフの異動はあまり頻繁ではない印象がありました。
ベテランのリーダーの他は
ほとんどが20代~30代の若手社員で、
新卒で配属されてから定年まで同じところで
働き続ける人も多かったです。
記者や営業から異動して広報の仕事をする社員もいたので、
様々な経験を積んだ人で構成されていましたね。
テレビ局の広報は志望動機が考えやすい?
広報の仕事は視聴者と直接関わりのある部分が多く、
テレビ業界に入りたい人にとっては
仕事を直接見ることができる分野と言えます。
新聞や雑誌に掲載されているテレビ局の記事などを見て
仕事がしてみたいと思う人もいるはずなので、
それを志望動機として面接を受けるのも十分説得力があります。
テレビ画面以外でテレビ局のトピックを見かけることがあったら、
就職活動のためにチェックしてみるのもおすすめです。
コメント