若者のテレビ離れはどのくらい影響があるのか。
過疎化が進んでいる地方も見受けられるが、
地方テレビ局にも若者のテレビ離れの影響はあるのか。
テレビ局では若者のテレビ離れに対して
どんな対策をとっているのか。
特に地方テレビ局の対策について
紹介していきます。
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Contents
地方局にテレビ離れの影響は？
全国的に若者のテレビ離れは問題になっていますが、
地方テレビ局にももちろん影響があります。
視聴率の数字で見ると、
ティーン（１３～１９歳）や２０代など
学生や社会人の若者層は
人気番組でも１～２％と低いです。
比べて主婦層や高齢者層の視聴率は
１５～２０％と平均が高い状態です。
地方局が制作する番組は
地域に密着した情報番組やニュース番組がほとんどで、
狙っている視聴者層も
主婦や高齢者、家族世帯であるということも
影響していると思います。
放送時間も平日の夕方や
土日の日中帯が多く、
学生は授業や部活動の時間、
社会人であれば通勤時間帯ということもあって
若者の視聴率の低さにつながっているのでしょう。
内容としても録画をして観るようなものと
思ってもらえないようです。
地方テレビ局のテレビ離れ対策
そんななかで地方テレビ局としても
内容はもちろん、
様々な方法で若者に観てもらえるような
工夫をしています。
YouTubeでの動画展開
若者が流れている先のYouTubeを
有効活用する例もよく見られます。
放送した番組をBGMの差し替えなどをしたうえで
アップロードしたり、
未公開映像や放送を終えてから撮影した後日談のようなVTRを載せたりして
YouTubeでしか観られない映像を制作しています。
生放送番組の場合は
番組終了後にYouTube用の映像を
スマホで撮影することもあります。
SNSで情報拡散
YouTubeのほかにも
TwitterやInstagramなどのSNSでの発信もしています。
テレビではCMという形での宣伝ですが、
SNSではVTRの一部分の写真とともに
放送内容を紹介しているところが多いです。
出演者が自身のアカウントで
宣伝してくれることもあります。
若者向けの放送内容
やはり放送内容が最も大事になってくるので
コーナーやVTRに若者向けの情報を入れ込む工夫もしています。
話題の店の紹介や学生向けイベントの体験などを
盛り込むことがあり、
企画は主に若手ディレクターからのものが多くなります。
ただ、あまり若者向けすぎても
もともとの視聴者層が離れることにつながってしまうので
どうしても主婦層や高齢者向けの内容になりがちなのが課題です。
地方テレビ局でも若者向けの情報発信に尽力
地方テレビ局でも番組の色を守りつつも、
若者に観てもらえるような番組作りを心掛けています。
年を追うごとに若手ディレクターの企画が
通りやすくなっているという現状なので、
これから入社する未来のディレクターは
やりがいを感じられるかもしれません。
若者の視聴率を上げるには
若手の力が必要です。
この現状を変えるべく、
テレビ局に入社してみてはいかがでしょうか。