テレビ局の制作部で番組を作る仕事がしたい。
テレビ局の制作部は考えなければいけないことが多そうで
激務なイメージ。
テレビ局の制作部ではどんな仕事内容があるのか知りたい。
テレビ番組が好きで、
実際にディレクターになって
ロケや編集をしてみたいという人も
多いかと思います。
ただ、仕事内容が視聴者からは見えない制作部は、
みなさんがイメージするロケや編集だけが
仕事じゃないんです。
大きな局ではADや編集マンを
専属でやっているスタッフがいると思いますが、
今回は地方局の場合を
解説していきます。
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Contents
テレビ局制作部のOA後の作業
ロケや編集を終えたからといって
担当コーナーは終わりではありません。
放送後にもディレクターとして
やるべき仕事内容があります。
取材先へのあいさつ
ロケ以降放送までにも
事実確認などでこまめに取材先と
連絡を取り合うことになるので、
放送終了後、3、4日経った頃にも
電話かメールで再度連絡します。
放送以降の反響も聞きつつ、
撮影に協力したもらったことへの感謝を伝えます。
同じ内容のロケは
なかなかもう一度することはないですが、
違うネタでまた取り扱うことに
なるかもしれないので、
新たにHOTなネタがないか
確認しておきます。
視聴者プレゼントの手配
番組によっては取材先から
VTRで取り扱ったものを
視聴者プレゼントとして選ぶことがあります。
どんなものを選ぶかは
情報番組のその日のコーナーを
担当したディレクターとプロデューサーで
話し合って決めているんです。
自分の担当コーナーから出すことになった場合、
取材先に連絡して
どんな商品をどのくらい何人分用意してもらうか決めます。
取材先のご厚意で
本当にプレゼントしてもらえる場合と
テレビ局で買い取る場合が半々くらいの割合でありますが、
そのあたりも相手との会話の温度で判断していきます。
制作部内でプレゼント用の予算を
とってあると思うので、
その金額以内であれば経費で落とすことができるので、
テレビ局負担になることも全然想定内です。
不要な素材の消去
放送が終わった後は
テロップやカットになった部分の映像素材は
不要になります。
まれに過去の映像として
掘り返して使う場合もありますが、
たいていは放送したものをそのまま使うので
実際の放送映像を保存したら、
そのほかはすぐに消去します。
ディレクターが共有で使うサーバーがあって、
その容量は限りがあるので
後々パソコンが重くなるなどの
不便な面が出てこないように
この作業は徹底している制作部がほとんどだと思います。
放送後にも作業が多いテレビ局制作部
制作部のイメージにないような細かな作業も
たくさんあることを理解いただけたでしょうか。
本来はADがやるような仕事も
地方局ではすべてディレクターがやらなければいけないので
その分ハードな部分も多いですが、
慣れてくればどんな仕事も難しく感じなくなってきます。
初めはきついと感じるかもしれませんが、
先輩方は優しく教えてくれるはずなので
吸収しながら自分なりのロケ、
いいVTRづくりができるようになっていきましょう。