テレビ局でアナウンサーとして就職して
テレビに出たい。
ニュース番組や情報番組のMCや
中継リポーターをやってみたい。
でも、各役割はそれぞれ1人ずつ。
ライバルにとられてしまったら、
納得のいく仕事ができず
やりがいが感じられないのではないか。
テレビ局には地方でも10人以上の
アナウンサーが在籍していますが、
ニュース番組のMCは2人、
情報番組のMCはタレントの横に1人などと
ある程度決められています。
では、そのほかのアナウンサーは
どんな仕事をしているのかと聞かれると
分からない人も多いかと思います。
今回は、アナウンサーの仕事の特徴と
それぞれの役割について解説します。
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Contents
地方テレビ局アナウンサーの仕事
アナウンサーの役割分担は
経験値によって違うという特徴があります。
地方の場合は
キー局に比べて人数が少ないので
下積みの期間は短くなる傾向があります。
新人
初めのうちはほとんど記者のようなイメージで
毎日取材に出かけることになります。
ニュースデスクという立場の社員が
各記者がどんな取材に行くかを
割り振りするのですが、
なるべく早く都道府県民に顔を覚えてもらおうと
リポートがしやすい現場になるように
配慮してくれます。
そこで食レポや現場の状況を伝える練習をして
経験を積んでいきます。
2年目以降
ある程度慣れてきたら、
番組内の生中継やお天気コーナーを
担当できるようになります。
生放送中の失敗ができない状況なので
かなりプレッシャーがかかりますが、
何回かやると余裕が出てきて
台本に書かれていないような
現場で思いついた情報を入れ込むことが
できるようになってきます。
若手のうちはどんなに実力があるアナウンサーや
人気のアナウンサーでも
必ず通る道なんです。
20代後半以降
20代の後半に入ると
いよいよ番組の看板アナウンサーとして
テレビ局を引っ張っていける存在になっていきます。
いろんな番組のメインMCをやっている
アナウンサーを見渡してみると
女性は20代後半の人が多いかと思います。
男性はもう少し年代が上がっても
起用される人が多い傾向にあります。
地方局では特に視聴者層の多くを
年配の方が占めていることもあってか、
若手の男性アナウンサーが好まれやすいです。
ベテラン
ベテランアナウンサーになると
現場を担当するアナウンサーの統括のほか、
特別番組のナレーションを務めることが
多くなってきます。
災害や地域ネタなどの
報道関連の番組であればなおさら
落ち着いたナレーションが聞きやすいため、
ベテランが選ばれやすいです。
局によっては、
平日の昼や土日の夕方に3~5分ほどの枠がある
ローカルニュース部分を担当する人もいますし、
50代になってもスポンサーの意向で
ナレーションをお願いされる人もいます。
年齢やタイプごとに需要がある地方テレビ局のアナウンサー
ニュースや番組のネタによって
若手でもベテランでもそれぞれの声の特徴を生かした
ナレーションや原稿読みができるため、
いつになっても需要が途切れないのが
地方局のアナウンサーの特徴です。
私の後輩だったアナウンサーも
自分らしさを生かして様々な形で
番組出演を叶えていました。
アナウンサーになりたい人は
地方局の方がむしろ活躍できるチャンスが
広がっていると思うので、
目指してみてはいかがでしょうか。