テレビ局の番組編集の仕組みを知りたい。
テレビ局のディレクターや編集マンは
どのくらいの時間をかけてVTRの編集をしているのか気になる。
テレビ番組には生中継のコーナーや
スタジオでのお便り紹介がある生放送のほか、
完全に前もって収録をしたものを編集して放送する番組があります。
生放送の番組の中でも
ロケに行った映像を編集したものを見てリアクションをするコーナーもありますが、
そのようなVTRはディレクターや編集専門の社員が
放送前に編集をしています。
５分程度の短いものから
３０分を超えるものまで
様々なVTR・番組がありますが、
どのくらいの時間をかけて放送に至るのか
気になる人もいると思います。
今回は、テレビ局の編集にかかる時間や
ベテラン社員の効率的な作業法について解説していきます。
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Contents
テレビ局の編集頻度
テレビ局のディレクターや編集マンは
番組やコーナーの放送週にあわせて
編集を進めていきます。
地方の場合は
週１回放送の情報番組にあわせてロケが行われ、
前の週から放送週にかけて編集作業をします。
ディレクターの人数にもよりますが、
私がいた頃は５～６人のディレクターで
１カ月の担当コーナーを割り振りしていて
２週間に１本、５～２０分のVTRを
編集していました。
また、生放送ではない番組をかけ持つディレクターは
VTRと番組の編集を交互にやっていました。
テレビ局の編集にかかる平均時間
VTRや番組の尺や内容次第で
編集にかかる時間が変わってきます。
コーナーVTR
生放送番組のコーナーVTRは
内容によって５～２０分と長さが違います。
番組の冒頭に放送される特集コーナーは
だいたい２０分程度で、
放送前週にロケをして
当週の４～５日で編集します。
５分程度の短いコーナーは
２～３日で編集しています。
３０分番組
生放送ではない完パケ番組の場合は
放送頻度にもよりますが、
週１回の番組であればディレクター２人が
隔週で担当し１週間かけて編集します。
２週間に１回の番組であれば
１回で２週分のロケをして
ゆったりと時間をかけて作業しています。
１回ロケが終わってしまえば時間に余裕があるので
わりと振り替え休日をとっている先輩が多かったです。
特別番組
１時間という長尺番組を担当することもあります。
ディレクターの１人が１年かけて
ある題材で複数回取材を重ねて
１時間のVTRを作ります。
報道であればドキュメンタリー番組を、
制作であれば伝統文化などをテーマに
主に人に焦点を当てて密着します。
１年をかけて撮影を進めるので
編集も１年ほどかけて
構成を考えながらパートごとに編集を進めて
最終的につなぎ合わせて１本の番組にします。
担当者はかなり根を詰めて作業をしていて
放送されてからは取締役などからもフィードバックをもらうなど
局としても一大イベントになっています。
テレビ局の編集は時間を決めて効率的に
ここまで書いてきたのはあくまで目安の時間で
作業が早い人は早く終わらせて
休みを多くとるようにしていました。
自分の能力次第で残業を減らして
ホワイトな働き方ができるので
制作部員として
番組のクオリティを上げつつ
自分のためにもなる編集スキルの向上を目指して
日々取り組んでいます。