テレビ局でディレクターの仕事がしたい。
テレビ局チーフディレクターの仕事は
どんなものがあるのか知りたい。
テレビ局のディレクターから昇進すると
どんな役職になれるのか気になる。
ディレクターといえば
テレビ局総合職の社員、制作会社の社員、
個人で運営するディレクターなど勤務形態は様々ですが、
特にテレビ局に勤務するディレクターは
サラリーマンで昇進があります。
現場で何年も働いていると
現場の中の最年長になり、
代表の「チーフディレクター」という役職を
任されることになります。
チーフディレクターがどんな役職なのか、
どのくらいの年齢になったらなれるのか、
待遇は現場のディレクターとどのくらい違うのかについて
解説します。
Contents
チーフディレクターの年齢と立ち位置
地方の場合、
現場のディレクターから誰がチーフに昇格するかは
番組のプロデューサーや
制作局長、部長の判断で決められます。
地方では現場を統括するために1人が設定され、
年齢的には30代後半から40代の社員が多いです。
このあたりの年齢だと課長職や部長職といった
役職についている社員が多く
制作の現場だけを経験してきたか、
営業や報道など様々な部署の経験者のどちらかが
選ばれる傾向が高いです。
チーフディレクターの仕事内容
チーフディレクターは
他のディレクターと違い、
通常のロケ撮影や台本作成のほかに
少し特殊な仕事があります。
番組の構成案を考える
地方では生放送の情報番組を
週末に放送する場合がありますが、
番組をどういう順番で進めていくのか、
生中継コーナーはどのタイミングで入れるかなどを
事前に決めておく必要があるのですが、
その役割をチーフディレクターが担っています。
VTRや中継の担当ディレクターは
事前にチーフと相談し、
各コーナーの尺を決めていきます。
VTRの長さが伸びた場合も
「コーナーの枠を1分延ばしてもらえませんか?」などと
交渉していきます。
交渉と言ってもそこまで堅苦しいものじゃないですけどね。
毎月の放送内容を考える
週ごとの作業のほかに並行して
毎月週1回の放送でどんなコーナーを放送するかを
プロデューサーと話し合って決めています。
ディレクターからあらかじめ企画案をもらい、
月1回の企画会議の中で最終決定します。
チーフディレクターとしては
「このコーナーは最近多すぎるな・・・」
「この地域を取り上げていないから、今回はここで」などと
全体のバランスを見ながら
自分でも企画を出して考えます。
外注先との調整
ディレクターの少ない地方局では
制作会社にVTRの撮影と編集を
お願いする場合があります。
その際の料金や
スケジュール調整などをするのも
チーフの仕事です。
大きなスポーツ中継や生放送特番が
翌月に控えているなどする場合は、
外注での撮影を増やして
ディレクターの負担を減らすなどの
工夫ができるかが手腕の発揮しどころです。
チーフディレクターは現場の中で最もやりがいがある!
チーフディレクターは
「この番組は俺が動かしている」という実感が
最も沸きやすい役職で、
他のディレクターよりも大変ですが
やりがいはかなり大きい仕事です。
ここにたどり着くまでに
現場のディレクターは試行錯誤をしながら
経験を積んでいくんです。
ディレクターの仕事については
以下の記事にまとめています。