テレビ局で放送される
ニュース番組ができるまでの流れが知りたい。
ニュース番組が放送されるまでの
テレビ局の1日の流れが知りたい。
毎日放送されているニュース番組では
その日起こったことをその日のうちに伝えていて、
1日の中でどのように準備が進められているのか
気になる人も多いでしょう。
今回はニュース番組ができるまでの流れについて
解説していきます。
テレビ局のニュースデスクとは?仕事や意味、役割を元記者が解説
「最近気になったニュース」作文の書き方!テレビ局の筆記試験対策
テレビ局への情報提供は番組に反映される?電話や投稿の仕方を解説
Contents
ニュース番組ができるまで
テレビ局報道部の社員がどのようなスケジュールで
ニュース番組をつくっているのか、
流れをみていきましょう。
ニュースデスクが取材先を決める
報道部の記者のトップに
「ニュースデスク」という役割があります。
現場のトップとして自らはほとんど取材に出ず、
それぞれの記者の取材予定を前日のうちに決めます。
企業などからの取材依頼や
季節のイベントなどから選び
ニュースにすべき項目を決めていきます。
番組の構成が決まる
取材予定が決まれば、
ニュースの重要度や内容の濃さに応じて
放送順と放送尺を決め、
番組の構成を固めていきます。
取材をしてみていいインタビューが取れるなど
想定以上に内容の濃いものになった場合は
記者とニュースデスクが相談し、
構成を変えてもらうこともあります。
記者とカメラマンが取材
取材予定の時間と場所に応じて
記者とカメラマン、局によっては運転手が
一緒に取材先に向かいます。
仮に指定された放送尺に応じて
効率よく撮影やインタビューを進めていきますが、
先ほども書いた通り放送尺は相談可能なので
興味のある取材内容であれば
気合が入って取材時間が長くなってしまうこともよくありますが、
放送に間に合うように適宜帰社します。
記者が原稿作成/カメラマンが編集
会社に戻ったらすぐに原稿作成に取り掛かります。
撮影した映像やインタビューを盛り込んで
イベントの事実に加えて興味を引く内容に
作り上げていきます。
各記者が原稿にこだわることで
このチャンネルのニュースが見たいと思ってもらい
視聴率が上がっていくため、
細かいこだわりが長期的にみれば大事になってきます。
番組内でアナウンサーが読む
各記者の原稿が集まったら
いよいよ放送です。
原稿の内容によって
アナウンサーが抑揚をつけて読んでくれます。
文章の雰囲気や固有名詞の読み方が分からない場合は
アナウンサーと記者が話し合って内容を詰めることもあります。
ニュース番組は1日の流れの中でできあがる
忙しいイメージのあるテレビ局ですが、
ニュース番組は毎日数人のニュースデスクが持ち回りで
取材予定や構成を考えています。
現場の記者は毎日違ったネタを取材するため
とてもメリハリのある仕事です。
いろんな業界に触れる機会が多いので
知見も深まって有意義な経験となりました。