地方テレビ局に就職したい。
キー局と地方テレビ局のどちらに就職しようか迷っていて、
どちらが激務なのか、
経験者の意見を聞いて就活先を判断したい。
地方テレビ局にしかない仕事内容が
あるのかどうか知りたい。
キー局出身のブロガーは多いけど、
地方テレビ局に勤務していた人から情報を得る機会は
少ないかと思います。
今回は、地方テレビ局には
キー局などの大きなテレビ局と比べて
どんな仕事内容があるのか、
首都圏に比べて激務なのかについて
紹介していきます。
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Contents
地方局の激務な部分
地方テレビ局では、
キー局に比べて総合職の社員数が
3ケタ未満のところが多く、
少ない人数で仕事を回している部分があります。
そのため、
キー局では何人かで分担している仕事も
1人でやらなければいけない場合も出てきます。
私が経験した部署について仕事内容を紹介します。
報道部
報道記者はリポーター、原稿書き、生放送業務が
それぞれ分かれているのが通常ですが、
地方では1人で何個も担当する場合があります。
自らリポートをしたニュースの原稿を書き、
生放送中に放送画面にテロップを載せるのを
1日でこなすことも増えてきます。
営業部
営業マンは自社で制作するレギュラー番組や
単発の番組を研究して
どんなスポンサーにCM放送を提案できるかを考えるのが仕事です。
ただ、地方局の場合は
「営業推進部」という
売上管理や企業の興亡などの情報収集をする部署がなく、
それも自分でやらなければいけません。
自分の担当分の代理店やスポンサーの
毎月の売り上げを記録し、
会議の資料として提出しなければならないのが
激務に感じるかもしれません。
制作部
番組制作の部門は
最も仕事量が多く感じるかもしれません。
私も実際そうでした。
ADがいない分、
コーナーの企画案を出し、
アポ取り、小道具の手配、出演者との日程調整、
ロケでのディレクション、編集、生放送業務と
盛りだくさんの仕事内容になっています。
制作部の仕事をこなせたら
どの部署でも仕事がまわせるといわれるほどの
局内一激務でもあり花形の部署です。
若手のうちは業務内容以前の基本的な部分が分からず、
なかなか仕事が進まないかもしれません。
地方テレビ局にしかない魅力
人数が少ないからこそ
激務に感じることもあるかもしれませんが、
その分地方にしかない魅力もあります。
若手のうちから実戦経験ができる
激務だということは
裏を返せばたくさんの仕事が経験できるということです。
キー局だとなかなか大きな仕事を任せてもらえず、
雑用が多くなってしまうかもしれません。
若手のうちから番組のメインコーナーや特集を任せてもらえるのは
とても貴重な経験ですし、
私の場合は親が昔から就職先のテレビ局のファンで、
自分の担当コーナーが放送されると
喜んで毎回録画してくれていました。
多くの部署を経験させてもらいやすい
地方局でもないと
報道や営業、制作などを
簡単に行き来できません。
特に若手のうちはどんどん部署異動や
支社への転勤を命じられるので
様々な仕事が経験出来て、
本当の意味での「総合職」を体感できます。
もちろん、ずっと同じ部署にいるスタッフもいますが、
その人はその人なりに若いうちから経験を積んで
1部署のスペシャリストになっていくんです。
先輩との距離感が近い
人数が少ない分、
様々な部署の先輩と話したり
飲みの席で一緒になる機会が増えます。
若手時代の話や今の部署の苦労話を
聞くことができるので、
それだけでも少し異動した気分になり、
仕事を知ることができます。
このブログも先輩方の話を思い出して
書いている記事がたくさんあるので
いろんな面で役立てることができるんです。
思い描くテレビマンにすぐに近づけるのが地方テレビ局
キー局の方が出世した時の
チヤホヤはあるかもしれませんが、
若手のうちにやりがいを感じながら仕事ができるかどうかも
かなり重要な点です。
地方局では若手のうちから
良い経験ができるので、
テレビマンを夢見て生きてきた人には
私は地方テレビ局をおすすめしたいです。