商品を宣伝する方法はたくさんあります。
小売店でのぼり旗を立てたり、
ワゴンセールをしたり、
折込チラシで紹介したり・・・
いかに人の目に触れさせるかで
商品の売上が全く変わってくる中で、
宣伝方法のひとつに「広告」というものがあります。
広告といっても様々な種類がありますが、
代表的な例でいえば「テレビCM」での広告がありますね。
ただ、テレビCMとなると
当然費用がかかるし、
実際にどのくらい効果があるのか分からない。
ただ一瞬流れるだけのテレビCMに
そこまでメリットが感じられない。
それでも多くの企業がテレビCMを打っていて、
そんな中、自分たちの会社は打っていない。
企業が顧客とするターゲットに
効率よく訴求するために
テレビCMの打ち方にポイントがあれば
教えてほしいし、
それを知ったうえで検討してみたい。
そんな企業の広報担当者の悩みは
様々な業界で尽きないと思います。
企業や商品の知名度を上げて
ブランドの認知度を高めるために
どんな方法でテレビCMを打つべきなのか。
元テレビ局の営業マンの私が
テレビCMでイメージアップに成功した
企業や業種ごとに
CMの内容や放送時間帯などの特徴や例について
紹介していきます。
会社の印象を良くする一手として
検討してみてください。
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Contents
テレビCMの種類別メリット
テレビCMは、
タイムCMとスポットCMの大きく２種類に分かれています。
タイムCMで宣伝した例
タイムCMは
ある番組の放送中に放送するCMのことで、
１つの番組の視聴者にピンポイントに訴求するのが特徴です。
番組の視聴率によって効果が左右されますが、
その代わりに効果の出方が分かりやすいのがメリットです。
高視聴率番組のタイムCMで成功｜A建設工業（仮名）
もともと知名度で競合他社に圧倒され、
ほとんど無名だったA建設工業に、
私がいたテレビ局の営業マンからテレビCMの提案をしました。
初めは効果を期待できないと渋っていたようですが、
何度か打合せを重ね、
視聴率の高い番組の提供＝タイムCMの放送を始めました。
音楽に乗せて企業紹介をするテレビCMということもあってか
１年目でもある程度その名が知れ渡るようになり、
３年目以降、グングンと知名度が上がっていき
同じ地域の競合他社の中で
最も知られた企業に成長しました。
「○○（番組名）といえばA建設工業」というイメージがあると
視聴者の声も多くなったうえに業績も上がったといい、
かなりテレビCMに効果を感じてもらえたようです。
番組とセットで覚えてもらうことができるのが
タイムCMのメリットで、
視聴率が高い番組ほど、覚えてもらうのも早くなります。
スポットCMで宣伝した例
スポットCMとは、
希望の時間帯や予算に応じて
ある程度好きなタイミングで
放送できるテレビCMのことで、
低予算から放送を始められる
というメリットがあります。
ターゲットと視聴者層が近い時間帯の放送で成功したT旅館（仮名）
長い歴史がある老舗のT旅館は、
十数年前までテレビCMを放送していました。
広告に使う費用がとれなくなったことから
テレビCMの放送を休止していましたが、
私の元先輩の営業マンが、
当時の費用の３分の１で、
旅館の利用者の半数以上を占める
高齢者層がテレビを観るお昼から夕方までの時間帯での
放送を提案しました。
すると１年経って、
当時と同じくらいの効果を感じられたと
担当の副支配人から連絡があったといいます。
結局その後も継続して
年間契約を結ぶことになりました。
どのタイミングで放送されたテレビCMが
効果があったのかを
分析することは難しいですが、
時間帯を分けて
しかも費用を抑えて放送できるので
ターゲットの視聴者層に訴求しつつも
別の層の取り込みも期待できるのが
スポットCMのメリットといえます。
テレビCMの放送で得られる「信頼」と「認知度」
ここまで例示してきたように、
テレビCMには長期間の放送で
企業としての信頼感や
認知度を得られるという大きなメリットがあります。
目で見て分かる効果といわれると難しいですが、
じわじわと売上や求人面に良い効果が表れるはずです。
テレビCM未経験の企業は、
まずはスポットCMから
制作を検討してみませんか？
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