記者として働いてみたいけど
テレビ局と新聞社のどっちに就職すればいいか迷っている。
記者に憧れているけど
テレビ局と新聞社の仕事内容の違いが分からない。
自分がやりたいことは
テレビ局と新聞社のどちらでできるのか知りたい。
テレビ局と新聞社は
どちらも報道機関です。
ただ、仕事内容の違いが
いまいち分からないのではないでしょうか?
そこで元テレビ局記者が
一緒に仕事をしていた新聞社の記者から聞いた話などから
それぞれの仕事内容・やりがいの違いを
解説していきます。
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Contents
テレビ局と新聞社の仕事の違い
分かりやすいところとしては、
テレビ局はニュースを「放送」するのに対し、
新聞社はニュースを「掲載」していますよね。
テレビで流すのと新聞紙に乗せるのでは
どんな違いがあるのでしょうか?
テレビ局の記者の仕事
テレビ局の記者は
その日の取材予定を決めるニュースデスクの指示のもと、
取材をして原稿を書きます。
ニュース番組でその日に放送することがほとんどなので、
夕方の放送に間に合うように
適宜切り上げて会社に戻り、
すぐに原稿に取り掛かります。
詳しくはこちらの記事に書いています。
テレビ局の記者はどうやって原稿を書いている?経験者が書き方を伝授
テレビ局の記者はどんなところに取材に行くの?元社員がケース別に紹介
新聞記者の仕事
新聞社の記者はニュースによって異なりますが、
大きな話題は翌朝、
都道府県内でもある町の小さなニュースであればそれ以降の
新聞に掲載することになるため、
テレビ局の記者に比べてゆっくり取材することができます。
こちらも新聞のレイアウトを考える担当から
取材予定を割り振られ、
同じように取材に向かいます。
テレビ局と新聞社で意識することの違い
取材に行って原稿を書くまでは
テレビ局も新聞社も一緒ですが、
それぞれ取材中に意識していることは違います。
テレビ局記者が考えること
テレビ局の記者は
伝えるべき内容と詳細な情報を収集することに集中しますが、
そのほかに映像についても考えなければいけません。
原稿に書く内容に合った映像を流すことで
ニュースの内容がよりわかりやすくなるので
どんな画が必要なのかを現場でカメラマンと相談します。
新聞社と比べて文字のほかに
映像、音声で伝えることができるため、
より五感に響くニュースになるように工夫します。
さらに、ニュース番組は1時間程度なので
それぞれのニュースに割く秒数も決まっています。
短い時間でいかに多くの情報を伝えつつ
目を引く内容になるか、計算しているんです。
新聞記者が考えること
新聞社の記者はテレビ局と違い、
使えるものは写真と文字の2つに限定されます。
余計な情報が入ってこない分、
知りたいことを短時間で知ることができるという
メリットがあります。
取材現場では写真を撮りますが、使われるのは
レイアウトの関係上、1~2枚程度です。
そのため、新聞記者はいかに文章だけで
伝わるように書けるかを重視しています。
取材現場で一緒になって思ったのは、
テレビ局の記者よりも新聞社の記者の方が
細かいことの確認が多かったです。
やはりテレビ局との差別化を図るため、
雰囲気よりも情報量で圧倒するのが新聞記者の仕事なんですね。
テレビ局と新聞社のやりがいの違い
仕事内容が違うと
やりがいももちろん変わってきます。
新聞記者のやりがいは新聞記者の友達から聞いた話を
テレビ局記者のやりがいは私の体験をもとに
書いていきます。
新聞記者のやりがい
新聞社の記者はやはり文章力や
人に物事を説明する力がつくようです。
いくつもの情報を整理して
誰が読んでも分かりやすい文章になるように
精査する作業を日々やっているので
その点テレビ局よりも
文章に特化した専門的なスキルが身につきそうです。
テレビ局記者のやりがい
テレビ局の記者は映像や音楽を使って
いろいろな伝え方ができるので、
文章力のほかにカメラの扱い方や編集力、
音楽的センスなど
マルチにテクニックを身につけることができます。
映像で人を笑わせたり、泣かせたり、びっくりさせたりすることができるのが
テレビ局の強みです。
その点でいろいろな場面で生かせる能力を養うことができます。
テレビ局には「映像で伝える」というやりがいの違いがある!
私はテレビ局の一員として仕事をしてきましたが、
新聞社と違い、
視覚に加えて聴覚でも人に「伝える」ことができます。
人に感動を与えるのは
より現実に近い情報、つまり映像だと思っています。
テレビ局に就職して
人に感動を与える喜びを追求してみませんか?
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