テレビ局と広告代理店の違いとは?テレビ営業の楽しさを紹介!

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テレビ局 広告代理店 違い 営業 仕事メディア関連の仕事をしたいけど、

自分がやりたいことが就職先でできるのかが不安。

 

テレビ局の営業と広告代理店では

仕事内容が似ている気がするけど、

自分に合っているのがどっちなのか分からない。

 

同じ営業でもテレビ局と広告代理店では

どのように違いがあるのか知りたい。

 

テレビ局と広告代理店は

どちらも企業や行政組織などのスポンサーを

お客さんとして扱う仕事です。

 

撮影をしたり映像編集をしたり

するわけではないですが、

実際にテレビ局で放送されるコンテンツを

つくることはできるんです。

 

イメージ的にはテレビ局の方が

直接制作の仕事に携われそうな気もしますが、

実は広告代理店でも可能なんです。

 

それぞれにどんな違いがあるのか、

あなたがやりたいこととマッチしている仕事はどちらなのか

元テレビ局営業マンがお答えします!

 

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Contents

テレビ局・広告代理店・スポンサーの関係

テレビ局 広告代理店 違い 営業 仕事まず、

①テレビ局、

②広告代理店、

③スポンサーの

それぞれの関係性と役割について解説します。

 

①テレビ局⇔③スポンサー

テレビ局の仕事内容を知らない人でも

ここの関係性は知っているかもしれません。

 

視聴者はテレビさえ持っていれば

無料で番組を観ることができます。

 

この原理を成立させているのが「広告」です。

番組内や番組間で流れるCMこそがテレビ局の収入源。

企業やイベントのPR映像を放送することで

販促やイメージアップを図ります。

 

このとき、CM放送の依頼主が「スポンサー」と呼ばれます。

自分たちの活動を世間に広めるべく、

お金を払ってCMを作り、放映権を得ています。

 

「制作会社」に依頼してCMをつくり、

テレビ局に依頼して放送してもらう。

ここでそれぞれとの間で金銭のやりとりが行われるわけです。

 

ただ、世間にはたくさんの企業があります。

テレビ局の営業マンは

地方だと10人未満、

キー局でも20人といないでしょう。

彼らが分担したところで

すべての企業とCM放送についての

打ち合わせをすることは不可能です。

 

そこで登場するのが

「広告代理店」です。

 

②広告代理店⇔③スポンサー

広告代理店は、

テレビ局の代わりにCM枠の販売をしてくれます。

 

どんなCMをどんな時間帯に放送したいか、

予算はいくらで放送本数と視聴率の

どちらを優先するかなどについて

打ち合わせをしてくれるんです。

 

そして、テレビ局での放送が決まったら、

手数料としてスポンサーからテレビ局に支払われる

「広告料金」の数割を「マージン(仲介料)」として受け取ることになります。

こうして広告代理店の商売が成立しているんですよね。

 

①テレビ局②広告代理店③スポンサーの関係は

食べ物に置き換えると、

①小売店②卸売店③農家みたいなことですね。

 

販売契約までにかかる作業時間やコストを

仲介人を挟むことで軽減することができています。

 

①テレビ局⇔②広告代理店

では最も目立たない

テレビ局と広告代理店との関係についてです。

 

今までCMを流したことがなかった企業や

予算などの都合でしばらくCM放送を休止している企業に

どうしたらスポンサーになってもらえるかを

テレビ局と広告代理店で協力して考え、アプローチします。

 

主にテレビ局が特別番組の放送や

初心者向けの安いCMプランを企画して、

広告代理店が持っている企業との関係性やヒアリング結果をもとに

企業にとって効果的な放送料金・時間帯を探ります。

 

テレビ局の営業マンは

毎日のように自分が担当する広告代理店を訪ね、

新しくできた企業の情報や

ライバルテレビ局の動きを共有します。

 

他のテレビ局でCM放送が決まったら

自分のところでも放送してもらう方法がないかを

また考えていくわけです。

テレビ局の営業は目立たないけど

なかなか奥が深い仕事なんです。

 

テレビ局と広告代理店の「営業」の違い

テレビ局 広告代理店 違い 営業 仕事テレビ局の営業マンは

自分たちが放送している番組の提供スポンサーや

CM放送時間の人気度を調べて

どんな企業にどんな提案ができるかを考えます。

 

時には制作部と相談して

企業PRに特化した番組を制作することもできます。

営業はアイデア出し、制作は台本書きを

それぞれ担当することになります。

 

テレビ局の営業の仕事については

下の記事にも書いています。

テレビ局の営業は忙しい?飲み会や接待は?元テレビ局員が仕事紹介

 

テレビ局 広告代理店 違い 営業 仕事広告代理店は地域のテレビ局数社が持ってきた提案を見て

どの企業にアプローチするのが望ましいかを考え、

実際に企業を訪問して商談をします。

 

企業がどんなことに困っていて、

どんなPRの仕方が販売促進につながるのか、

企業に寄り添って一緒に考えていきます。

 

CMを放送するという方向性が決まったら、

今度はどんな内容のCMにするかを決めます。

静止画、アニメーション、動画のどれにするのか、

動画なら誰を起用してどんな演技をするのか、

15秒ないし30秒で何を伝えるかの構成を考えます。

 

テレビ局営業の楽しさ

テレビ局 広告代理店 違い 営業 仕事ここまで見ると、

同じ営業でもやっていることの違いが

なんとなく見えてきたのではないでしょうか?

それぞれのやりがいの違いを見ていきながら、

経験者としてテレビ局営業の楽しさをお伝えします。

 

広告代理店のやりがい

広告代理店では、

ある意味テレビ局の営業マンより

直接映像制作に携われるので、

自分が考えたCMプランが採用され

それがテレビ局で放送されるなんてことになれば

誇りに感じるはずです。

 

なかには企業側の了解を得て

エキストラとして自分が出演するという強者もいます。

スポンサーと良好な関係をつくれば

そんな無茶なお願いも聞いてもらえるんですよ。

 

「営業」らしく「映像業界」らしい仕事なので、

広告代理店の方が望んだ仕事ができる

という人も多いのかもしれません。

 

テレビ局営業のやりがい

テレビ局の営業マンは

直接映像制作にかかわる部分は少ないですが、

テレビ局とスポンサーが互いに得をするような

プランを考える「コンサルタント」のような

役割を持っています。

 

自分の言葉がきっかけでCMを始めたことで

企業としての発展につながり、

感謝の言葉をかけてもらった営業マンを

何人も知っています。

 

自らの提案で人を喜ばせることができたら、

こんなにうれしいことはないです。

 

私も新規スポンサーを獲得した時には

スポンサーにも感謝されましたし

営業部全体からも評価され、

強くやりがいを感じました。

 

自分たちの「商品」を売るところが

テレビ局の営業の仕事です。

 

実際にロケや中継に同行していると

番組への愛着がわいてきて、

番組の提供をしてもらうメリットが

同時にどんどん湧き出てきます。

 

自分で契約を取ったときでも

他の営業マンが契約を決めてきたときでも

テレビ局全体が団結して勝ち取ったような気持ちになるので

家族の成功を見ているような感覚になるんです。

 

テレビ局の営業は「人を幸せにする仕事」

テレビ局の営業にも広告代理店にも

それぞれにやりがいを感じられるポイントがあります。

 

ですが、テレビ局の営業を経験してきた身としては

テレビ局の営業こそが

自分たちが作ったもので

人を幸せにできる仕事だと思います。

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