テレビCMや番組内広告枠の映像をつくる
ディレクターや演出家、監督など
映像業界に就職したい。
テレビで流れるCMや広告枠をつくるディレクターは
どんな責任を持って、どんな仕事をしているのか知りたい。
テレビの広告はどのようにして
つくられているのかディレクターの作業が知りたい。
テレビ番組の間には
テレビ局が広告費をもらって放送している
CMが放送されていて、
さらに番組内で企業のPRをする
広告枠も用意することで
様々な種類の営業方法で収益を得ています。
そのCMを作るのがCMディレクターの仕事です。
今回は、テレビ局の広告枠の映像が
どのようにしてつくられているのか、
担当のディレクターはどんな仕事をしているのかについて
クリエイターの業種について解説していきます。
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Contents
広告枠の映像編集ディレクターの作業内容
そもそもCMと番組内の広告枠は
制作するディレクターが違います。
というか、制作する会社自体が違います。
CMは制作会社にスポンサー側が委託し、
番組内の広告枠はスポンサー側から制作会社やテレビ局に
ディレクターによるCM制作と放送を依頼します。
ただ、ディレクターの作業内容としてはだいたい同じです。
テレビ局で広告枠の映像をつくる仕事内容について
主に紹介します。
原稿のリライト
広告の内容は
スポンサーの広報担当者と広告代理店の営業マンが考えます。
番組内の広告枠では、15秒のCMを流すほかに
イベント情報の紹介をする部分を作ることが多く、
その部分は局のアナウンサーが読むことになります。
その原稿はナレーション収録の前に
ディレクターのもとに届くのですが、
言葉が堅苦しく番組のテイストに合っていないことがあり、
それをリライトして合わせるのが
ディレクターの仕事です。
リライトが終わったら
再度広告代理店に確認してもらい、
間違いがないかチェックしてもらいます。
画面用データの手配・ロケでの撮影
原稿ができたら、
映像に必要な画面データをディレクターが手配します。
編集の都合上、画面に合わない画像である場合もあり、
数種類用意してもらいます。
静止画のみでOKであれば
画像のデータをスポンサーからもらい、
撮影が必要であれば
テレビ局の営業部と広告代理店との間で
スポンサー側の出演者との日程調整をしてもらい、
ディレクターを中心に撮影をしていきます。
テロップの手配・編集
最後に必要に応じてテロップを用意します。
テレビ局内にテロップデザインの担当者がいるので、
ディレクターから発注をしてつくってもらいます。
全種類の画面データが揃ったら、
テロップができる前からディレクターが編集を始めます。
地方では番組内の1~2分の尺で
4~5社分のPRをするため、
編集にそこまで時間はかかりません。
私がいた会社では
新人ディレクターは
まずこの広告枠の編集で基本を学ぶように
なっていました。
広告枠の編集はディレクターの登竜門
基本的な種類のテクニックがあれば簡単にできる
広告枠の編集は
ディレクターが最初に覚える仕事でした。
どんな編集になっているのか、
ディレクターの技を学びたい人は
情報番組の中の広告枠に注目してみてください。