カメラマンになって、
いろんな場所でいろんなものを撮影したい。
カメラマンの仕事は
どんな一日の流れをたどるのか知りたい。
普段あまり出会うことのない
仕事中のカメラマン。
その仕事内容は謎に包まれていて、
仕事中やプライベートを
どんな風に過ごしているのか
分からない人が多いと思います。
カメラマンと一口に言っても、
局によっては報道部と制作部で
それぞれ専属のカメラマンがいて、
仕事内容は大きく違っています。
どんな違いがあるのか、
一日にの流れについて解説していきます。
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Contents
報道カメラマンの一日の作業
報道部に所属するカメラマンは
ニュース取材での撮影が基本です。
取材先で撮影
前日に割り当てられた取材先に
記者と一緒に向かい、
記者の指示に従って撮影を進めます。
事件取材の場合は
時間との闘いになることもあり、
記者は警察や消防に話を聞きに行き
撮影をすべて任されることも多いため、
どんなものを撮るべきかをシミュレーションしておく必要があります。
新人研修の時に
先輩のカメラマンについていって
基本を教えてもらえるので
半年ほどである程度必要なものは
撮影できるスキルが身に付きます。
ニュース用に編集
取材先での撮影を終えて
会社に帰ってきたら、
動画素材をパソコンに取り込み、
編集ができるよう準備しておきます。
記者はその間に原稿を書きあげるので、
今度は原稿の指示に従って画をつないでいきます。
通常のニュースは1分前後で放送されるので、
見出しとなるリード文を除いた50秒程度のVTRを
編集することになります。
(リード文はスタジオでアナウンサーが顔出しで読むからです)
ニューススタジオでのカメラ操作
編集が終わったら、いよいよ放送です。
放送中はスタジオで3台ほどカメラを操作することになり、
無人カメラを除く2人が担当することになります。
人数に余裕がある場合は
スタジオカメラのみの担当者が割り当てられますが、
休みの消化などで少人数の場合や
地方で人手不足が叫ばれている局では
取材にも行ったカメラマンがそのまま
スタジオに入ることがほとんどです。
それほど大きな動きはないので、
ニュースの項目表に応じて
カメラを操作していきます。
新人でも半年ほどで
任されるような担務になります。
制作カメラマンの一日
バラエティや情報番組を担当するカメラマンは
一日の流れが報道と少し変わっています。
ロケでの撮影
ロケでの撮影は1週間ほど前から
担当が割り当てられます。
丸一日かかるロケから前日から泊まりになるもの、
半日で終わるものまで、
VTRの尺によって様々です。
半日で終わるロケであれば
午後には帰れることが多く、
半休をとって帰るカメラマンがほとんどです。
そのかわり番組によって撮影の仕方が異なり、
覚えるまでに時間がかかります。
週1放送の情報番組のカメラ操作
VTRの撮影のほかに、
週1回生放送の情報番組でのカメラ操作もあります。
VTRの編集はディレクターか
専属の編集マンが作業するので、
制作部のカメラマンは撮影専門になります。
こちらも番組のテイストによって
スタジオでのカメラ操作が異なってくるため、
新人のうちは見学が多くなります。
生中継のコーナーもあるので、
現場に行って撮影をする担当も割り当てられます。
カメラマンの一日の仕事は終わり時間が様々
報道部か制作部か、
担当する部署が違うだけで
カメラマンの一日の仕事の流れが全く変わってきます。
日によって勤務時間がまちまちですが、
事前にスケジュールが把握できるので
予定が立てにくいということはないと思います。
通常のサラリーマンのように
時間や曜日に拘束されないところに
メリットがあるのがカメラマンの魅力です。