テレビ番組のスタッフロールは何のためにあるのか。
テレビ番組のスタッフロールが流れるのが速いのはなぜ?
テレビ番組の最後には
スタッフロールが流れることがあります。
番組によるのですが、
読むのが難しいくらい速い場合があると思います。
なぜ速いスタッフロールでもOKなのか、
スタッフロールにどんな意味があるのかについて解説します。
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Contents
テレビ番組のスタッフロールの意味と内容
テレビ番組のスタッフロールに載る名前は
・番組に関わるスタッフ
・制作協力
・制作著作
の大きく3種類があります。
番組に関わるスタッフ
スタッフは
ディレクターやプロデューサー、カメラマン、
音声、テロップ作成など
番組に直接関わった人の名前が載ります。
家族や知り合いも番組を観ている可能性があり、
自分の名前が公共の電波に載るということは
仕事のやりがいにもつながります。
モチベーションのために載せているのが
最大の理由なんです。
制作協力
制作協力はスタジオセットの花や
撮影に協力してもらった場所や企業の名前が入ります。
CM放送に付帯するサービス「パブリシティ」の一環として
企業や商品紹介のVTRを放送した場合に
企業名が載ることがあります。
制作著作
制作著作とは、
その番組をどのテレビ局が制作しているかということで、
テレビ局の名前がスタッフロールの最後に来ます。
最も大事な部分のため、
流れるタイプのスタッフロールが終わった後に
真ん中で止まってしっかり見られるように
していることもあります。
スタッフロールが速い理由
スタッフロールが流れるのが速いのはどうしてか、
テレビ局側の都合が主な理由になっています。
ゆっくり流せる尺がない
スタッフロールはテレビ番組の最後に流れます。
チャンネルを変えられないために
放送終了の1分前あたりから流れ始めることが多く、
長いスタッフロールであればあるほど
流れるスピードは速くなります。
3時間のスペシャル番組など
放送時間に比例して速くなることもあり、
見せる気がないと思えるようなものもありますね。
番組に関わる社員が多い
番組に関わるスタッフが多いと
当然スタッフロールも長く、そして速くなります。
年末年始のスペシャル番組では
報道部、制作部が合同で仕事することもあり、
1年間で最も長く速いスタッフロールになるので
注目してみてほしいです。
遅い時間の放送だから
放送時間によって速さが変わることもあります。
視聴者の年齢層が高い日中は遅く、
朝や深夜など、速くても読めるような若い人が観ている番組は
スタッフロールが速くなる傾向もあります。
だからといってあえて速くするというのではなく、
あくまでも放送時間や視聴率との兼ね合いで決まっているんです。
スタッフロールはテレビ番組に関わった人が主に確認する
テレビ番組のスタッフロールは
テレビ局の自己満足と言ってしまえば語弊はありますが、
放送に関わった人が注目する部分であることは間違いないです。
ここに名前が載ることを目標に
仕事を頑張っている社員がいるほど、
公共の電波に名前が載ることは名誉あることなんです。
知り合いや家族から一目置かれるために、
自分の頑張りが見える仕事をするために
テレビ局への就職を考えてみてはいかがでしょうか。