テレビ局のニュース番組は
どのように作られているのか知りたい。
テレビ局で放送されているニュース番組は
どのようなルートで情報収集がされているのか知りたい。
毎日最新の情報を放送しているニュース番組。
どこから情報収集をしているのか気になりませんか？
実は記者が自ら情報収集する場合と
各方面から情報提供がある場合があるんです。
今回はテレビ局のニュース番組が
どのような情報収集の方法によって成り立っているのかについて
解説していきます。
ニュース番組ができるまでの流れって？元記者が１日の動きを紹介
事件が起きた時の警察への取材とは？現場で学んだ張り込みや情報収集
テレビ局への情報提供は番組に反映される？電話や投稿の仕方を解説
テレビ局に取材依頼しイベントを広報する方法！元記者の視点から解説
テレビ局に就職し記者として取材へ！段取りの打ち合わせ方法とは
Contents
ニュース番組の記者宛てに情報提供がある場合
テレビ局の報道部には
実は１日にかなりの量の情報提供があり、
これをもとに取材の予定を立てることが
かなりの確率であります。
事件・事故
事件や事故が起こった場合にも
情報が入ります。
基本的には管轄の警察署から直接
FAXなどで届くんです。
事件や事故が被害の大きいものになると
情報提供までに１日以上かかってしまうこともありますが、
通常なら発生から６時間程度で
日時、場所、関係者、概要について警察が調べたものが
送られてきます。
ただ、警察署に逐一事案の発生がないか
電話か直接警察署に赴いて取材しているため、
情報提供は最終確認用として考えられています。
イベント情報
イベント業者から取材依頼の文書が
送られてくることも多いです。
例年モノのイベントであれば
開催の１カ月ほど前から売込みがあり、
突発的な事件などがない場合の取材ネタとして
ニュース項目に挙げられます。
企業などからの売り込み
新商品を発売したり、
新たな事業展開の発表をしたりする際に
テレビ局に情報提供がある場合もあります。
大企業の一大イベントであればなおさら優先度が高く
取材クルーを出す可能性が高いです。
CM契約の絡みもあるため、
営業部を通しての情報提供になることが多いです。
ニュース番組の担当記者が自ら情報収集する場合
デイリーニュースはほとんどが
情報提供によって成り立っていますが、
記者自ら情報を探してニュースネタを作り出す場合があります。
長尺のニュース特集
ニュース特集はその日に起こったことではなく
公共の電波で伝えるべき事案を深掘りして伝えるコーナーです。
例えば新型コロナウイルス関連であれば
マスク生活の弊害など
時勢から考えるネタもありますが、
重要な問題なのではないかと記者が感じて
深掘りして取材してみたいものがあれば
自ら提案することもあります。
普段はニュースデスクに
取材ネタを決められるのに対し
自分で準備できるため記者としてのやりがいが
感じられるのがニュース特集の提案・取材なんです。
町ネタ探し
例えばたまたま見つけた地域の取り組みに
ニュース性を感じたら、
記者自ら担当者に連絡を取って取材していいかどうか
ニュースデスクと相談します。
ネタが少ない日や
ニュースにすべきとの判断になれば
取材予定が組まれます。
イチからネタ探しをするので
記者魂の見せ所です。
広報されない事件・事故
事件や事故の内容によっては
警察からの情報提供がない場合もあります。
関係者の事情からある程度「仕方がなかった」と判断されたもの、
被害が小さかったものなど様々な理由がありますが、
ささいなことの中にも
事件事故が起きる本当の原因が隠されているかもしれません。
報道の大きな目的として
事件事故を未然に防ぐために調べた情報を公開することがあります。
私がテレビ局にいた頃は
目的達成のために意欲的に取材を続ける記者が多く、
テレビ局独自の情報を出し
視聴者の興味を引いていたと思います。
ニュース番組の情報収集は様々な形が
情報提供があるもの、
記者自ら情報を探しに行くもの、
ニュース番組の情報収集には
様々な形があります。
自分が興味を持ったことをニュースにすることができる点では
かなりやりがいを感じられると思いますよ！