テレビ局は高収入のイメージが強く、
自分も社員の一員になれば
高所得者の仲間入りができるかもしれない。
ただ、そもそもどんな仕組みで
高収入につながっているのかが分からない。
テレビ局が儲けているのは
どんな仕組みなのか知りたい。
テレビ局は商店などの「物販」ではなく、
「広告枠」という形のないものを扱った
商売をしています。
テレビの場合はスポンサーによるCM広告になりますが、
どのくらいの金額で販売されて
月にどのくらいの利益につながっているのか
会社で実際に仕事をしてみないと
分からないかと思います。
今回はテレビ局とスポンサーの関係性や
儲けの仕組みについて紹介していきます。
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Contents
テレビ局とスポンサーの関係
テレビ局の収入のほとんどはCMを放送するという
広告収入から成り立っています。
地方では特に、
未だWebよりもはるかに影響力のある
テレビというメディア。
人気の番組の途中にあるCMのチャンスを獲得すれば、
番組と一緒に見てもらうことができて、
「このバラエティといえば、この会社！」という
イメージを持ってもらうことができる。
企業の認知度が高まることや
新商品の注文が殺到することが期待でき、
普通に手売りするよりもはるかに大きい利益が見込まれる。
そう考えた企業の広報担当者が
お金を使ってでも広告を流そうと動き始めるのです。
番組制作を通して
その公共性と認知度にお金を払ってくれるのが
スポンサーであり、
大きな収入源なんです。
広告収入の仕組みとスポンサーの利益
CM放送は単発番組の提供から
１年間にわたるものまで、
期間は幅広く設定することができます。
スポンサー側の支払いと広告のメリット
ピンポイントな放送時間ほど料金が高く、
テレビ局にお任せすれば
ターゲットが分散する代わりに
１本あたりの金額が安くなります。
さらに単月の契約よりも半年間の契約にすれば
１か月分値引きするなど、
収入が担保できる契約になれば
スポンサー側が得になるような提案も
積極的になってきます。
広告代理店の存在と「マージン」
CM放送の契約はテレビ局とスポンサーが
直接交わすことは稀です。
基本的には広告代理店という組織が介入することになっています。
車のメーカーが客に直接車を売らないのと同じです。
必ず販売代理店から買いますよね？
広告代理店は各テレビ局の提案を比較して
スポンサーにそれぞれのメリットとデメリットを伝えたうえで
フラットな視点から
本当に効果が期待できる契約を選んでもらうように
精査する役割があります。
契約が成立すれば平均２０％の契約手数料＝マージンを
契約料の中から受け取り、
それを収入源としています。
テレビ局の利益
マージンなどを差し引いて
テレビ局が受け取るのはMAXの契約料の約８割。
地方の場合は月の収入は数千万円程度。
それが社員の給料や機材の維持費、
新事業への投資につながっているんです。
スポンサーとの関係性で安定した収入を誇るテレビ局
長い間番組制作と放送を続けて
地元の信頼を得て、
手に入れた影響力に投資してくれる企業がある。
それがテレビ局という存在です。
時間をかけて努力してきた過程が
信頼を作り上げているんです。
安定した収入は間違いなく、
すぐに倒産するような会社ではもちろんありません。
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