テレビ局に勤める社員は
お金持ちのイメージがある。
でも、テレビは無料で見られるし
カメラとかギャラとかの金額を考えたら、
むしろ儲けなんかあるの?と思ってしまう。
そんな人も多いかもしれません。
テレビ局の儲けの仕組みは
あまり公になっていないと思うので、
元テレビ局営業部員が
どのような収入源があるのかについて
紹介していきます。
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Contents
テレビ局の儲けは大きく2種類
テレビ局では
・放送での収入(=電波料)
・放送外収入
の2種類の儲け方があります。
入社当時の私には
なんのこっちゃ分かりませんでしたが、
営業部で資料の作成や
先輩のものをコピーしていると
すこしずつ見えてくるものがありました。
【テレビ局の儲けの仕組み】放送による収入
テレビ局が番組を放送しても
視聴者は無料で見れるわけですから、
視聴者からの儲けはありません。
では、どこからお金が入ってくるのか。
それは、「広告」です。
企業やイベント実行委員会(=スポンサー)が
CMを制作し、
テレビで放送してもらうために
テレビ局に対してお金を払っています。
これが「電波料」という名の広告費です。
地方テレビ局の場合、
番組を指定して放送する
「タイムCM」は30万円~、
放送時間帯を指定(またはテレビ局にお任せ)する
「スポットCM」は5万円~というふうに
相場が決まっています。
CMの料金については
ほかの記事で詳しく説明することとしますが、
いずれスポンサーから支払われるCM料金が
テレビ局の収入の大部分を占めているんです。
【テレビ局の儲けの仕組み】放送外収入
CM料金のほかにも
テレビ局が儲ける仕組みがあります。
①イベント
テレビ局が主催するイベントを開催することで、
そこに出店する企業から
「出店料」を支払ってもらったり、
コンサートなどのイベントでは
来場者から直接入場料をもらったりすることで
事業による収入を得ています。
イベントは企画事業部が主体となって開催し、
営業部や編成部などから
当日の運営スタッフが任命されることもあります。
(テレビ局主催のイベントでスタッフになったときの活動について→記事準備中)
②グッズ販売
テレビ局には地方にもそれぞれ
イメージキャラクターがつくられています。
社外のイベントに登場することもありますが、
都道府県内に周知させるために、
テレビ局が視聴者向けに
キャラクターのキーホルダーや
クリアファイルなどを販売しています。
このような小売による儲けも、
全体的にみると割合が低いですが
確かに存在します。
イベントとCM放送をくっつけた企画も
放送収入と放送外収入の
複合タイプで販売する仕組みもあります。
「イベントに出店し
さらにその企業のCM放送のおまけつきで
〇〇万円」といった形が主流です。
テレビ局が年1回開催するフェスティバルは
この形式で出店企業を募っています。
テレビ局の儲けはCMや物販まで多岐に
テレビ局の儲けの仕組みについて
理解いただけたでしょうか。
営業部や企画事業部の仕事ぶりが
テレビ局員の生活に大きく関わってくるため、
契約がとれたときは
すさまじいやりがいを感じます。
ぜひ入社して味わってみてほしいところです。
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