テレビ局に就職して出世したい。
高収入なイメージのテレビ局で出世して
給料を上げるためにはどんな部署を経験すべきか知りたい。
テレビ局の総合職には様々な部署がありますが、
どれも階級ごとに同じ給料になっています。
早く出世できれば給料も違ってきますが、
テレビ局のなかでも
実は編成部が出世コースといわれているんです。
外からは仕事内容が見えにくい部署の一つではありますが、
なぜ出世コースと言われているのか、
実際に編成部を経験した社員は出征しているのかについて
解説していきます。
テレビ局業務部の役割とは？CMや番組制作に関わる仕事内容を解説
Contents
テレビ局編成が出世コースと言われる理由
編成部が出世コースと言われる理由には
以下の３つが考えられます。
複数部署との関わりがある
部署間のコミュニケーションが最も多いと言えるのが編成部です。
例えば報道部と制作部が直接かかわるのは
合同で生放送特番をやるときくらい。
報道部と営業部は、スポンサー主催のイベントを取材するときくらい。
営業部と技術部に関してはほとんど関わることがありません。
そんななか、編成部は
営業部とはスポンサー紹介のミニ番組を放送するときに、
報道部・制作部とは番組や自社制作CMの放送の際に関わりがあります。
編成部としての役割を全うしつつ、
いろんな部署の仕事を俯瞰でみることができるので
１つの部署にいながらなんとなくテレビ局全体の仕事内容が
理解できるのが出世に近い理由なのかもしれません。
「テレビ局の中枢」
編成部は「テレビ局の中枢」といわれ、
社員の多くが憧れている立ち位置です。
営業部がCM契約をとってきても、
報道部がニュース番組を放送しようとしても、
制作部がロケに行ってVTRを編集しても、
編成部が「放送してください」とGOサインを出さない限りは
テレビで流れることはありません。
大きな決定権を持っている編成部は
テレビ局のなかでも重要な業務なんです。
キー局ともやり取りがある
局長や部長でなくても
東京のキー局に出張して会議に参加する可能性があるのが編成部です。
報道部でも映像素材のやり取りをすることはありますが、
番組表に関わる大事な会議に参加していることも
出世につながる大きな要因なのでしょう。
実際に私の元同期は、
編成部配属２年目で部長とともに会議に参加していました。
同期の中でも出世が早く感じて嫉妬していたのを覚えています。
テレビ局編成部を経た社員のその後
実際、編成部を経験した社員は
出世しているのか。
当時の取締役を思い返すと、
確かに編成部経験者が多くを占めていました。
取締役の次に偉いのが局長なのですが、
編成はもちろん、総務や報道局長にも
編成部経験者が起用されるパターンが多かったです。
放送全体のことを知っていると
仕切る能力も変わってくるのでしょう。
逆に営業部のみを経験してきた人は
営業部の局長や営業部を統括する取締役になることはありましたが、
他の部署に起用されることはほとんどありませんでした。
編成部経験者は部署に関係なく
柔軟な人事異動があり、
様々な部署を経験して出世していくのが
当時の上層部をみていて思っていました。
テレビ局の編成は出世街道まっしぐら？
テレビ局に入社して編成部に配属される機会があったら、
早くに出世できる可能性が高いかもしれません。
他の部署を転々とすることになるかもしれませんが、
様々な経験がスキルアップにつながって
やりがいが感じられると思います。
業界研究をして編成部を希望するという軸で
志望理由を書いていくと、
編成部志望が少ないので熱量が伝わると思いますよ。
テレビ局に入社して出世したいという人は
編成部を目指した就活戦略も頭に入れておくといいでしょう。