テレビ局など映像業界の仕事内容が知りたい。
テレビ局の事務職はどんな仕事内容なのか。
テレビ業界では
一般的な事務の仕事内容とは違うのか。
テレビ局における事務作業とは
どんなものなのか知りたい。
どんな会社や業種でも
事務職というのは存在します。
その中でもマスメディアでは、
イメージが強いのは番組制作に関わる
ディレクターやプロデューサー、アナウンサー、記者、カメラマンなどの仕事、
部署でいえば報道、制作、営業など特殊な働き方がある中で、
当然、広報や経理、総務など他の企業にもあるような部署もあります。
事務職には他とどんな違いがあるのかは
実際に就職してみないと分からないはずです。
部署ごとに事務の仕事がありますが、
それぞれどんな仕事内容なのか、
どんな条件で採用活動が行われているのかなどについて
紹介します。
テレビ局事業部の仕事内容とは？イベント企画や運営について解説
テレビ局広報の仕事内容は？新聞やyoutubeでの宣伝活動を解説
テレビ局ADの仕事はきつい？仕事内容や事務作業など転職者向けに解説
Contents
テレビ局事務職の採用
テレビ局の事務職は専門卒以上が条件で、
基本的には３年ごとに入れ替わります。
契約社員としての期間が３年で、
例外的に延長も認められますが
既婚女性がほとんどということもあってか
たいていは３年でやめていきます。
テレビ局の仕事は総合職で正社員として採用され、
大卒の新卒採用か、中途採用での経験者の募集が主ですが、
事務の仕事は派遣社員、契約社員としての採用であるため、
学力を問わず初心者でも採用される可能性が高いんです。
一般的な企業のような仕事内容から
テレビ業界ならではの特殊な業務など様々で、
部署ごとに年齢や経歴、学歴にある傾向がみられました。
事務職の仕事内容
事務職といっても
部署によって仕事内容が
全くと言っていいほど違っています。
総務部
テレビ局内でもっとも一般的な事務職に近い仕事内容なのが
総務部の場合です。
全国の系列局からの連絡を
社内全体に転送したり、
会議室の使用を管理したりといった作業が主で、
ワード、エクセルなどを使えれば十分通用します。
残業はほとんどありません。
経理の仕事をサポートすることもありますが、
簿記などの資格がなくても大丈夫です。
総合職の社員とは頻繁にかかわることはなく、
私が関わったのは名刺が切れそうなときに
再発行してもらったときなど
年に１０数回会話するくらいでした。
営業部
営業の仕事はどの会社にもありますが、
やはりテレビ局ともなると特殊です。
売上の管理や
他局で放送されているCMのモニター、
スポンサーのCM放送状況の管理など、
売上にかかわる部分で
営業部員のサポートに徹します。
私が営業マンだった頃は
飛び込み営業の際に
事務の方からデータをもらって
売り込みの参考にしていました。
事業部
外での業務が比較的多いのが
事業部の場合です。
イベント前には
電話でのチケット販売や売上の管理、
イベント当日には
会場での受付や設営作業などが仕事内容になります。
社内では私服でいることが多いですが、
イベント中はスーツをよく着ていた印象があります。
報道部
報道部は部署自体が特殊なので、
事務の仕事内容もかなり特殊です。
そもそも報道部の事務職は
地方の場合キー局などとは異なり、
「AD」という役割になります。
記者やディレクターが集めたデータの管理や
社内回覧や視聴者からのはがきの管理など
雑務はもちろんありますが、
生放送でのタイムキーパーやフロアディレクター、
ロケに出向いてのディレクター業務など
正社員でも問題ないくらいの
高度な仕事内容もあります。
それでも業態は他の事務職と同じく、
基本的には３年契約になっています。
報道部では突発的な事件事故があると
その分事務の仕事も増えるわけですが、
残業や休日出勤をした分は
しっかりと後日振替休日をとることができるので
安心してください。
時間外勤務手当、休日出勤手当、出張手当もしっかり出ます。
出張はめったにないですが。
収入面でのサポートは手厚いです。
テレビ業界の仕組みがわかる事務職の仕事
どの部署の事務職でも
テレビ局がどのようにして運営されているのかが
おおかた分かってくるような仕事内容になっています。
収入や放送の仕組みが分かる上に、
実際に放送に関わることができるので
正社員の総合職スタッフと同じくらいの
やりがいが感じられると思います。
事務職を経て正社員に再就職する人もいるので、
まずは経験してみるのもアリだと思います。