テレビ局では視聴者の減少、テレビ離れが顕著で
スポンサー離れに影響しているのではないか。
新型コロナウイルスの影響で
CM契約を辞めスポンサー離れが進んでいるのではないか。
近年はテレビ局の勢いが弱まり、
視聴者やスポンサー離れが起きていると言われています。
実際にどの程度影響があるのか、
元社員が解説していきます。
Contents
テレビはスポンサー離れが続いている？
テレビ局では若者のテレビ離れなどを中心に、
視聴率の低下が進んでいます。
平均的に２０％を超えていた情報番組も
現在は１５％前後、低いときは１０％未満まで
低下することがあります。
ニュース番組もネットニュースの閲覧が主流になり、
地方でも１ケタ台の数字となり苦戦しています。
視聴率が低いとテレビの影響力も低いとみなされ、
YouTubeやインターネット記事に
広告費を払う企業が増えてきているのも現状です。
新型コロナウイルスも
スポンサー離れに影響しています。
感染症の蔓延で大打撃を受けていない企業は
医療系や薬品系の企業くらいで、
ほとんどの企業の売上が大きく下がっていることでしょう。
そんななかで一番先に削減するのは広告費。
多くの企業が新型コロナが原因で
CMの方数を減らしたり
完全に放送を辞めたりしています。
テレビ局の売り上げも
例年の８割程度まで落ち込んでいるようです。
テレビ局のスポンサー離れ対策
テレビ局では、
テレビ離れもそうですが
スポンサー離れ対策も行っています。
安いCMプランの提案
視聴率が低下するということは、
実は視聴率１％あたりの価値（＝値段）が安くなっているんです。
つまり全盛期のころよりも
安い金額でCM枠を買うことができるんです。
これまでのイメージで
CMは高くて打てないと思っている企業向けに、
安いCMプランを提案して
契約にこぎつける工夫をしています。
企業紹介のコーナー強化
番組の中で
企業にお金をもらって
商品や会社を紹介するコーナーが
設けられていることがあります。
視聴率が比較的高い番組には
企業からの応募が殺到するため、
金額も高めに推移しています。
あらかじめ設けられているコーナーのほかに
メインの特集コーナーで商品紹介をすることもあります。
付随してCMを流すプランもあるため、
そんな提案をしてCM契約に取り付けることも
増えてきているんです。
視聴率アップのための企画立案
もちろん視聴率アップが叶えば
CM契約は増えていくので、
そのための企画立案も欠かせません。
いま視聴者に何を求められているのか、
どんな企画の時に視聴率が高くて
視聴者からのハガキではどんなことが求められているのかを
日々模索しています。
地方テレビ局でもスポンサー離れ対策に躍起に
地方ではいまだにテレビが中心の生活になっているかと思いきや
やはりテレビ離れ、スポンサー離れの影響はあります。
様々な工夫を凝らして
視聴率・売上アップのために業務を続けています。