CM制作の予算はどのくらいかかる?元地方テレビ局員が節約術を公開

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テレビでCMを流したい!

でも制作にはかなりの予算が必要そうで

うちの会社の予算では厳しいのではないか?

広告予算をできる限り節約するにはどうしたらいい?

テレビでCMを流している企業は

すでに有名な大企業に限られると思われがちですが、

そんなことはありません!

むしろ無名企業が名前を売るために

利用するのがCM枠です。

安い制作料でCMを始める企業も

少なくないので

今回はどのような仕組みでCM制作が行われるのか、

そしてできるだけ低予算で広告を流すには

どんな方法があるのかについて解説します。

 

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Contents

何のために予算を立ててCMを流すのか

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テレビを観ていると

様々なジャンルの商品を扱う企業の

CMが流れていますが、

企業やイベントの実行委員会は

どのタイミングでどのくらい放送するかを

制作の段階でしっかりとした根拠によって決めています。

ただ、CMについてよくわからない団体には

広告代理店やテレビ局から

効果が期待できるような提案を

予算に合わせてしてもらえるので

分からなければ委ねてみるのも一つの方法です。

では、どんな時にCMが有効なのでしょうか。

 

【理由1】会社の名前を世に知らしめたい

どんなに商品を開発しても売れないのは、

その企業の認知度が低く

安心感や信頼感が弱いから。

そして、それは就活にも影響してきます。

優秀な学生は同じ業界でも有名な方を選ぶ傾向が出てきて、

会社に良い人材が集まらない。

そうなると、良い商品やアイデアを生み出すことが難しくなり、

ますます有名企業に置いて行かれる…。

こんな負のスパイラルに陥ってしまうことは

往々にしてあります。

 

この状況を打破するために有効なのがCM制作です。

 

印象的なCMを制作することで

視聴者の興味を引きます。

それだけでなく、CMの強みは

「テレビで流れているから安心」と思ってもらえる

という点にもあります。

これは商品紹介や企業紹介のどちらにも言えることです。

 

この1本のCMから入社を決めようと思う人が

少しずつ増えてきます。

効果の現れ方はCMの継続期間や

訴えかける内容にもよりますが、

確実に誰かの目には触れるわけですから

全く効果がないということはないでしょう。

CM制作がリクルート対策になるというのは

少し意外だったのではないでしょうか。

 

【理由2】新商品を広めたい

多くのCMはこのパターンが多いです。

企業名の売り込みにある程度成功したら、

今度は商品を宣伝していきます。

 

店頭に「New!」と書いて売られていても

そのコーナーを気にして通りかかる人にしか分かりませんが、

CMは不特定多数の人に見てもらうことができるので、

まったく興味がなかった層からの集客を

見込むことも可能になるのです。

 

【理由3】イベントの集客をしたい

CMを流せるのは企業だけではありません。

祭りの実行委員会や

単発イベントの実施者でも流すことができます。

 

CMは定額課金のシステムだと勘違いされやすいですが、

別に1カ月だけとか1週間だけという放送も

契約上できるんです。

私が経験した中では、

イベントの当日の午前中まで3日間だけの放送で、

6本だけ流して5万円という契約もありました。

 

そうです、5万円でも6本も流すことができるんですよ!

こう考えるとハードルが低くなったような感じがしませんか?

 

CM制作料金を節約する方法

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では、どうすれば低価格で放送することができるのか、

言い方は悪いですが、“妥協点”はたくさんあるので紹介します。

 

【妥協1】本数

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本数を減らすと、金額も当然下がります。

テレビのシステムとして、

視聴率の良い時間帯はCMの金額も高まります。

多くの人が見る時間は、

それだけ効果が高いですからね。

ゴールデンタイムに集中して流すのではなく、

1本でも入れば十分と考えるのも悪くないです。

0本とでは全然違いますので。

テレビ局によっては〇万円以上の契約で

ゴールデンタイムに1本サービスというところもあるので

テレビ局に直接聞きづらい場合は

中立の立場である広告代理店の方に

聞いてみてはいかがでしょうか。

 

【妥協2】時間帯

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視聴率が低い時間帯に集中させることでも

価格を下げることができます。

同じ金額で

ゴールデンタイムに1本しか流せなくても

深夜だったら5本も入るという場合があります。

これは一見デメリットが多いようにも感じますが、

深夜や早朝など、視聴率の低い時間帯は

若者やサラリーマンの割合が高いので、

商品のターゲット次第ではマッチすることもあるので、

安い上に狙った層に届けられるという、

二兎を得るパターンも可能です。

若年層をターゲットに商品開発をしている企業なら

時間帯を妥協することで

予算を節約することができます。

 

【妥協3】放送期間

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年中放送していれば視聴者への定着も早いですが、

「この時期だけ!」という搾り方も意外と効果があります。

例えば「金鳥」のCM。

“キンチョーの夏、日本の夏”というフレーズが有名ですよね?

でもあのCMは夏にしか流れません。

蚊取り線香は夏に需要が高まる商品ですからね。

それでも視聴者の頭に残るのは

キャッチコピーの力があるからです。

 

これはハイレベルな例ですが、

夏はこのCMなどといった覚え方をしてもらえると

CMが流れたときに「今年も夏がやってきたなあ」と

思ってもらえて、

季節を感じるトリガーにしてもらうことができます。

 

季節を絞った商品開発をしている企業は

この方法が効果的です。

というか、年中流していても

夏の商品は冬には売ってないので

無駄な予算出費になる確率が高いです。

どうしても一年中放送したいのであれば、

企業イメージのような

季節感が出ないCMを流すことをおすすめします。

 

【妥協4】動画のクオリティ

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CMには放送料のほかに

「制作料」というものもかかります。

その種類は3つで

・静止画

・アニメーション

・動画

となっています。

 

委託する制作会社にもよりますが、

だいたいの相場は

静止画=1万円

アニメーション=5万円

動画=10万円

くらいと考えてください。

 

基本的に15秒の映像を

このどれかでつくるわけですが、

静止画となると

地方のCMあるあるでよく言われるような感じに仕上がりますね。

 

地元のイベント告知等では

この手法はアリですが、

企業イメージや新商品紹介であれば

最低でもアニメーションにした方が

見栄えは良いです。

 

ちなみに動画でも

自分たちで撮影・編集するスキルがあれば

その分予算を浮かせることもできます。

 

その代わり放送基準にのっとった作業が必須なため

ある程度の知識は必要になります。

知り合いにカメラが趣味の人がいたら

お願いしてみるのもいいかもしれません。

 

ただ、制作会社さんにお願いする方が

確実でハイクオリティなのは間違いないです。

 

CM制作予算は様々な方法で節約可能!

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CM制作から放送までの流れが

分かっていただけたでしょうか?

もしCMを作ってみたいという企業さんは

地元の広告代理店さんにお問合せいただければ

映像のイメージや制作意図を含め

打合せしてもらえると思います。

企業の未来のために

今年度から予算を立てて

CMを始めてみませんか?

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