テレビ局で放送する番組に出ている
テロップが面白く、
自分もそれをデザインする仕事がしてみたい。
でもテロップをデザインする仕事は
難しそうで自分にできるのか不安。
記者やディレクターと同じように
勤務時間が不規則で
プライベートな時間を確保できないのではないか。
・・・そんなことはありません!
テレビ局の中でも
テロップデザインの仕事はシフト制で、
ある程度決められた時間の中で
出勤する仕事になっているんです。
実際にどんなことをしているのか、
地方テレビ局ではどのくらいの人数と担務で
業務をまわしているのかについて
解説していきます。
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Contents
テロップデザインの人数
地方テレビ局の場合、
テロップ制作はだいたい4〜5人で
交代制でやっています。
早番、普通、遅番などと
シフトと勤務時間が決められていて、
代表者(=デスク)が
希望休や取材予定を見ながら
各スタッフにシフトを当てはめていきます。
テロップデザインの担務
テロップデザインの仕事は
毎日のニュース番組を軸に、
週1回のバラエティ番組、
年7〜8回の特別番組のテロップを
シフトや締切を考えながら進めていきます。
記者やディレクターが
専用の発注票に記入して
テロップデザインの人に渡し、
そこから担当を決めて始めます。
ニュース番組
地方の場合、ニュース番組は
テレビ局によって違いはありますが、
基本的には平日の夕方から1時間、
土日は5分程度の枠で
短いニュースを2つ程度と
天気予報という構成になっています。
土日は1〜2人が出勤しますが、
平日はニュースVTRの数が多く、
臨時で入るニュースにも
対応しなければならないので、
3〜4人ほどがテロップデザインにあたります。
放送の10分前に入ってきたニュースの
テロップを作らなければいけないときもあり、
かなりシビれる作業もありますが、
その分やりがいが比例してきます。
バラエティ番組
バラエティ番組のテロップは
週1回の放送であることがほとんどで、
作業時間に余裕はありますが
1コーナーに使うテロップは
ニュースの3〜4倍ほどあるので
それだけ時間がかかります。
定型や気に入ったテロップデザインに
目星をつけておくと
作業効率があがるので、
経験がものをいう一面もありますね。
テレビ局テロップの種類と作り方
そもそも、テロップとは
どんなふうにデザインされているのか。
作業自体は、
実はそこまで難しくないんです。
使用ソフト
テロップデザインのスタッフには
専用のパソコンとソフトが
与えられるか共用のものが
用意されるかします。
私がいた地方局では、
MacBook ProとAdobeの
Photoshop、illustratorなどのソフトが
用意されていました。
この中の色や形の設定から
テロップ制作を進めます。
文字テロップ
文字テロップには
字体、縁取り、グラデーションなど
様々な表現ができる設定が揃っています。
ニュース番組は
素早い制作が求められるため
あらかじめ作っておいた定型を使い、
バラエティ番組では
ディレクターの意向をくみとって
凝ったデザインが使われる傾向にあります。
画像データを加工
取材先から提供してもらった
写真やチラシのデータを
画面上に映し出す場合があります。
この時は
加工した時に文字がぼやけたり
縦横の比率が変わってしまったりしないよう、
記者やってますディレクターには
なるべくPDFやTGAデータの状態で搬入してもらうよう、
お願いしています。
テロップのデザインは覚えるのが簡単でやりがいも!
初めのうちは先輩のスタッフに
教えてもらえますし、
緊急の作業も見て学べるので
どれだけすごい仕事をしているのかを
体感することができます。
自分でできるようになれば
テレビで放送される上に
番組のエンドクレジットにも
名前が載るので、
かなりやりがいにつながる仕事だと思いますよ。