テレビ局の記者は仕事でどこに取材に行くの?元社員が紹介

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テレビ局の記者は仕事でどんな取材をしているのか。

テレビでよく見るニュースは

どのようにしてつくられているのか。

仕事を通じてどのくらい幅広いジャンルや人物に

触れる機会があるのか。

テレビ局の記者は地方であっても

様々な企業や業種の社長などに

取材をしているイメージがあり、

仕事をする上で学びが多そうで

憧れるという人も多いかもしれません。

 

そこで今回は、

テレビ局記者がどんな仕事をしているのか、

よく行く取材先などについて

紹介していきたいと思います。

 

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Contents

テレビ局記者の取材ネタが決まるまで

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原則として

その日取材したものは

その日のうちにニュースとして放送されます。

 

テレビ局や新聞社は

地元であればなおさら

その地域での発信力が最大級なので、

様々な団体や店から

取材ネタの提供があります。

 

仕事場である報道フロアには毎日のように

取材のための「プレスリリース」というものが

メールやFAXで送られてきます。

 

いわば、ネタ提案書みたいなものですね。

「〇日にこんなイベントがあるので

ぜひ取材してください!」という売り込みが

1日に20件ほど届きます。

 

届いた取材情報は

イベントの日付ごとにまとめられ、

報道部のリーダーによって

取材する・しないの仕分けがされます。

この仕事を担当するリーダーを「ニュースデスク」と言います。

 

ニュースデスクは数人が持ち回り・日替わりの交代制で、

ニュース番組の構成や取材スケジュールを考える人です。

 

担当の前日に

プレスリリースの発信元に

電話などで取材交渉をします。

 

ニュースデスクについて取材内容の決め方など

詳しくは以下の記事をご覧ください。

テレビ局のニュースデスクとは?仕事や意味、役割を元記者が解説

 

このリーダーによって

どの取材を誰が担当するかが割り当てられ、

翌日に各々が集合時間に現場に行き、

取材を始めます。

 

テレビ局記者の取材ネタの種類

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ニュースといっても

様々な取材ジャンルがあるので

これから解説していきます。

 

取材ネタ①:都道府県が主体のイベント

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取材用のプレスリリースの半分以上を占めているのが

この都道府県関連です。

 

よくあるのが、

・庁舎を使っての企業の記者会見取材

・都道府県と企業の協定締結式取材

・都道府県議会の取材

・地域の伝統行事の取材

などなど。

 

このあたりは

ほぼすべてのメディアが

取材に行くことになるため、

逆に取材に行かない理由がないものです。

季節ものであればなおさらです。

特に伝統行事系の取材は視聴率もとれるし、

地域に根差した取材ネタなのでマストの仕事ですね。

 

取材ネタ②:企業からの売りこみ

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地域の企業や

地方に赴いてイベントをやる企業から

取材をからめての宣伝もあります。

 

・新商品の販売の取材

・地域の特産とコラボしたイベントの取材

・インフラ関係企業の取材

・地方から発信する新技術のお披露目の取材

などが主なところです。

 

企業によっては

CMの放送契約をしてもらっているところもあるので、

営業の仕事での返礼的な意味合いで

営業部の方から取材を依頼されることもあります。

 

企業は取材によって社の宣伝ができて販促につながるし、

テレビ局はCMを出してもらえるという

Win-Winな関係ができあがっているのです。

 

実際に取材していて

「商品の売れ行きが良くなった」などと

言っていただける機会も多々ありました。

 

営業の仕事については

こちらにまとめています。

テレビ局の営業は忙しい?飲み会や接待は?元テレビ局員が仕事紹介

 

取材ネタ③:季節の話題

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大きな事件や事故がなく平和な一日であれば、

一番始めのニュースとして取り上げられやすいのが

季節の取材ネタです。

 

・春(雪解けなど)

→花見客

・夏本番

→海水浴場で楽しむ人たち

・秋

→紅葉スポット

・冬(年末)

→除雪する人

・園児たちのサンタへのプレゼント希望

・あなたが思う今年の漢字

・お盆、正月明けに仕事に戻るサラリーマンの心境

 

みたいな感じですね。

 

「夏至」「啓蟄」などは

ニュースで聞いて「今日その日か」と気づき、

体調管理の指針にする人も

多いのではないでしょうか。

 

日本の文化を絶やさないためにも

二十四節気や祭典などは

しっかり取材して伝えていくべきですね。

 

取材は仕事であり学びの場

ここまで、

テレビ局のニュースが

どのような取材を経て作られているかを

まとめてきました。

 

仕事の中でも多くの学びがあって

とても充実感があるのがテレビ局記者です。

 

ほんの些細なことも

取材ネタになることがあるので、

身の回りで見つけたものに価値を見出し、

応じてくれる人には練習も兼ねて

取材をしてみるのもありだと思いますよ。

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