テレビ局に就職したいけど、
あまりに忙しいのは考えもの。
テレビ局の年収は高そうだけど
仕事に追われるのは嫌。
自分の時間も十分にとりながら
面白いVTRを作りたい!
テレビ局の社員は年中忙しいような
イメージがあるかもしれません。
しかし実は一般企業と同じように
忙しい時期と余裕がある時期が
ちゃんとあります。
そして、働き方改革の波にも逆らわず、
しっかりと休みもとれるんです!
元社員の私が
繁忙期といわれる時期がいつなのか、
そして個人的な肌感覚で
忙しく感じていた時期について
紹介していきたいと思います。
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Contents
テレビ局が忙しい時期「繁忙期」とは
テレビ局などマスコミ業界で
特に忙しいと言われる時期は、
①4月
②7~8月
③10月
④年末年始(11月~12月上旬)
の大きく4回あります。
4月
4月は年度はじめということもあって
番組表が大きく変わる改変期という時期にあたります。
地方テレビ局でも番組出演者を一新したり
新番組を立ちあげたりする時期なので、
4月の前後は引き継ぎやロケで
忙しい時期になります。
10月
10月も同じ原理で
下半期がスタートする時期で
ここも「改変期」となります。
4月ほど大きな動きがない場合が多いですが、
人事異動の時期でもあるため
異動してきた人へのレクチャーなどで
管理職や同部署歴が長い社員が忙しくなります。
7~8月
夏には高校野球などのスポーツが盛んな時期であることから、
スポーツ取材や特番制作に時間をとられます。
スポーツ班、デイリー取材班に
班を分けることになりますが、
スポーツの枠が増えた分
全員の労働量が1段階上がります。
朝から夜まで作業することになる人もいて、
この2カ月だけは
みなさんが想像しているような
黒めなテレビ局像に近いかもしれません…。
ただ、この後も記載しますが、
しっかりその分を休むことができるので
ご安心を。
年末年始直前(11月~12月上旬)
年末年始は
これまた特番制作の時期になります。
その準備のため直前の
11月から12月にかけては
かなり忙しくなります。
デイリーの仕事に加えて
年末特番への準備作業が入るため、
思うように休みが取れなくなってしまうかもしれません。
ここを見据えて前もって
多めに休みを取るようにシフトの調整が行われます。
テレビ局が忙しい時期を抜けると・・・
上に書いた繁忙期を抜けると、
ある程度人繰りに余裕が出てきます。
通常営業から1~2人減らして
遅めの夏休みに充てることもできます。
忙しい時期に休日返上で作業していた人は
その分と連休をあわせて、
そうでなくても有給をつかって1週間程度の
長期休みをしっかりとらせてもらえるんです。
あらかじめストックしておいたネタや
キー局でしか流れなかったVTRを流用して
閑散期をしのぐこともあります。
テレビ局はこのようにして
社員の生活に配慮しているんですね。
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元社員が肌で感じた忙しい時期とは
私の場合は異動が多かったので、
その前後はやはり忙しかったですね~。
だいたい4月や10月の異動だったので、
テレビ局自体の繁忙期に丸かぶりでした。
仕事では引き継ぎ作業や
新しい仕事を覚えることに時間をとられ、
それが終わったら前の部署と
新しい部署の人との飲み会が
それぞれ別日でセッティングされている。
歓迎・送別してくれるのはありがたいが、
体力は確実に持っていかれていましたね…。
忙しいときは仕事に、余裕があるときは休みに集中
テレビ局に勤めるときに
意識したいのは「メリハリ」です。
繁忙期は容赦なく襲ってきますから、
閑散期でもうまく力を抜けないと
あとあと大変なことになりかねません。
仕事をするときはしっかりとやり抜く。
休む時は仕事のことはいったん忘れて休みつくす。
これができる人が
仕事の質を保ったまま続けられる優秀な人です。
学生時代にも鍛えることができると思うので、
宿題をやる時間などのスケジューリングを
ちゃんと考えてみるなどして
「メリハリ」を鍛えておいてくださいね。
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