テレビ局の仕事内容が知りたい!
テレビ局のなかでもイメージが湧かない
業務部や編成部などの内勤の仕事には
どんな役割があるのか気になる。
テレビ局の採用試験を受けるときに
業界研究をある程度しておきたい。
でも、外側から見える記者やアナウンサーと違って
内勤の仕事については
テレビ局勤務の知り合いでもいない限り知る機会がなく、
Webで調べてもあまりよく分からない。
そんな人に向けて今回は
テレビ局の内勤仕事の一つ、業務部について
深掘りしていきたいと思います。
テレビ局社員と番組制作会社の違いは?関係性や業務の特徴を例で紹介
テレビ局事業部の仕事内容とは?イベント企画や運営について解説
テレビ局広報の仕事内容は?新聞やyoutubeでの宣伝活動を解説
Contents
テレビ局業務部の役割
テレビ局の業務部は
簡単に言うと、テレビCMを主に扱う部署です。
テレビ番組の放送中か前後を埋めるCMは
営業部が企業からお金をもらって制作・放送しています。
CMの売り上げ、すなわち放送本数が少ないと
番宣CMやイベント告知などの、
言ってしまえばお金にならないCMが増えてしまうので
いかにCM枠を企業=スポンサーの告知に充てるかが
業務部、ひいてはテレビ局全体の課題になっています。
業務部はどの時間帯のCM放送枠が余っているかを管理しつつ、
営業部の売り上げを見ながらケツをたたいて
収益アップにつなげていく役割があるんです。
テレビ局業務部の仕事内容
業務部が具体的にどんなことをしているのか
見ていきます。
CM枠の管理
先ほども話したCM枠の管理が主な仕事です。
ゴールデンタイムという言葉があるように、
CMにも人気な放送時間帯とそうでないものがあり
早朝や深夜の放送枠はどうしても空いてしまいがちです。
やたらと番宣やイベントが多い時間帯だな~と
感じたことないですか?
それはCMが売れていない証拠なんです。
それを解決するために、
テレビ局でも小売業と同じように値引き販売をすることがあります。
不人気な時間帯に10本CMを放送する契約で
通常のCM契約の4分の1の値段にしますよ、などというサービスを
業務部で考えて営業部から提案してもらいます。
取引先が関係するVTRの撮影同行
CM以外にはなんとロケに同行する仕事があります。
営業部ではCMのほかに商品紹介のVTRを撮影して
ニュースや情報番組の中で放送するという契約もあるんですが、
その撮影にはディレクターやカメラマン、音声スタッフのほかに
企業の関係者をアテンドする営業部員と業務部員が同行するんです。
これは地方特有の仕事なのかもしれませんが、
テレビ局的に繁忙期でなければ
業務部が同行することがほとんどです。
何を話すのか、台本通りになっているかをチェックして
撮影中に随時訂正していくのが役割です。
テレビ局業務部はCMを司り営業部のサポートをする!
業務部はテレビ局の収益から紐付いて
社員の待遇に関わる重要な役割があります。
より多くのCM放送枠を売り上げるために
営業部や制作部などと連携をとりながら仕事をしています。