記者として採用されるには国立大卒では厳しい?元局員が実態告白

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記者になりたいけど、国立大学と私立大学のどちらにに入ったらいいか分からない。

記者としてテレビ局に採用されたいけど、どんな就職活動をしたらいいか分からない。

記者になりたい気持ちを採用面接でどう伝えるべきか分からない。

初めての就活ならなおさら、

マスコミ業界はハードルが高く感じてしまい、

本当に記者になれるのか不安になってしまう人も多いと思います。

しかし、記者、というかテレビ局員として採用されることは

そこまで難しいことではありません。

記者の募集要項にある一定の条件をクリアしていて

エントリーシートや採用面接で伝えるべきポイントをおさえていれば

テレビ局の一員に加わることは夢ではありません!

 

元地方テレビ局員の私が

記者に採用されるための条件や最低限おさえておくべきポイント、

採用面接対策としてやっておくべきことをお教えします。

国立大学や私立大学の学生など

いまテレビ局の記者になりたいと思っている人は

ぜひ参考にしてみてください!

 

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Contents

国立大学卒業|元地方テレビ局記者の経歴

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私はもともと、記者になりたいとも

テレビ局員になりたいとも全く思っておらず、

親に受験を勧められたときに

はじめてなりたいと思うようになりました。

 

高校は進学校に通い、国立大学を卒業して

晴れてテレビ局員の道に進むことになります。

 

高校・大学受験はどうしたのか、

就職活動はどうしたら採用されたのか、

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

地方テレビ局に就職するにはどうしたらいい?元地方テレビ局員の学生時代からの経歴を紹介

 

国立大学を選んだ理由

 

もともと将来やりたいことがあったわけでもなく

ただ単に、親に最も迷惑をかけずに大学に行く方法として

私立よりも国立を選びました。

 

でも、国立大学である必要はほぼ無いです。

実際、先輩や後輩に私立大学出身はたくさんいますし、

スポーツ推薦で入学したという人もいます。

(硬式野球部やラグビー部出身の体育会系も、若手に多い印象があります)

 

出身大学よりも

残した結果が大事なので(当たり前)、

「ガッツがある」「好きなことにストイック」など

欲しいタイプの人が見つかれば

学歴に関係なく採用すると思います。

 

いずれ「大卒」という募集条件をクリアしていれば

誰にでも可能性はあると思います。

 

 

応募

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退職や異動の状況にもよりますが、

基本的には春(4月)と秋(9月)に募集があります。

私は、春は公務員試験1本に懸けていて

民間企業は完全に捨てていたので、

秋の採用に応募しました。

春か秋どちらかしか募集していない年もあるので、

ある意味運がよかったんだと思います。

とはいうものの、

エントリーシートの提出期限まで1カ月を切ったにもかかわらず

完全にゼロの状態で臨むことになります。

 

エントリーシート

テレビ局のHPから

エントリーシートの雛形が

ダウンロードできるようになっているので、

これを印刷して手書きで記入します。

(今ならパソコンで入力する会社もあるかもしれません)

 

私の場合、記入内容は

・志望動機

・学生時代に頑張ったこと

・学生時代の失敗経験とそこから学んだこと

・好きなテレビ番組とその理由

・持っている資格

 

というような内容だったと思います。

学校の就活サポートなどで用意しているテンプレートに加えて

テレビ局ならではの項目があるといった感じですね。

 

*Point*

・私はテレビよりもYouTubeの方が長い時間観ているタイプでしたが、

“かすかに”感じていたテレビの良さを存分にアピールしたら大丈夫でした。

・好きなテレビ番組には、アメリカの人気コメディで

かつてEテレでも放送していた「フルハウス」を選びました。

※入社したのはNHKではないので、

他局の番組について熱弁したことになりますが、

それでも全然いいんです!

 

 

国立大学を卒業しテレビ局の採用面接へ

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基本的に面接官がエントリーシートを見ながら質問してきて

追加で気になったことを聞いてくるスタイル。

 

面接官は総務部の採用担当者2人、編成部から1人の計3人と

私の3対1での個人面接。

 

地元のテレビ局ということもあり、

高校時代の話などを多めに聞かれた。

高校まで電車で1時間かけて通学していたことを話したら

「へぇ~、大変だね」と同情されました…。

 

最終面接では

社長、取締役4人の計5人と

私の5対1の個人面接。

 

最終の方が

エントリーシートになぞっての質問が

多かったような記憶があります。

 

志望動機や

学生時代頑張ったことなどを順番に聞かれて

私の発言に対して突っ込んだ質問をしてくるような感じ。

 

また、後半はテレビのことを中心に聞かれ、

よく観ているテレビ番組や

若者のテレビ離れについてどう思うかなど聞かれ、

「確かに私もYouTubeを観る時間の方が増えていますが、

テレビにも面白い番組がたくさんあるので

それは録画して楽しんでいる。」

「今後テレビ人気を復活させる方法はいくらでもあると思うし、

それに貢献できるように頑張りたい」

と素直かつアツいコメントを意識して話をしました。

 

面接の最後に

「最後に何か言っておきたいことはありますか?」

と聞かれたので、

「私はテレビが好きです。

同世代のなかではかなり観ている方だという自信がありますので

ぜひよろしくお願いします!」と締めくくりました。

今思えば、

この一言が意外と効いたかもしれないので、

「何か言い残したことは?」と聞かれたら

これが一番重要な質問なのかもしれないです。

 

 

テレビ局に国立大学から採用

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3日後くらいに採用担当者から携帯に、

「受かったよ!」

「この後実家の住所に

内定通知書を送るから

親と自分の署名・捺印をして送り返してね」

と連絡がありました。

2分くらいの簡単な電話でした。

 

ちなみに総合職での採用のため、

必ずしも希望した部署に配属されるわけではありません。

入社後も営業部・編成部・報道部・制作部・技術部の中で

異動の可能性があります。

 

また、内定の時点では

どの部署になるかは告げられません。

私の場合は入社の3カ月ほど前に

採用担当者から電話で

「営業部に配属になりました」と告げられました。

 

 

国立大学生がテレビ局の採用面接を受験するポイント

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私のように

準備期間が1カ月もない状態でも

内定をもらうことは出来ます。

 

本気で目指していたのに

不採用となった人に対しては

申し訳ない気持ちもありますが、

結局は

・嘘をつかないこと

・テレビの好きなところを無くても搾りだすこと

・アツい気持ちを見せること

ができたら、内定は遠くないと思います。

 

採用担当者は何人もの学生を見てきているため、

ウソを見抜く力はかなり鋭いです。

逆に正直に答えていてうまく話せなかったと感じても

純粋さを買って採用してくれることもあります。

 

また、局によってその年に必要な人材は違うので、

運の要素もあります。

(退職や異動で報道部の人員が減っていたらチャンスですが、

そんな内部事情は関係者でないと分かりませんからね。)

 

個人的には

地元のテレビ局を受けた方が

「地元の活性化を」「好きなテレビ局」というキーワードで

筋が通った話し方ができると思うので、

地元、少なくとも住んだことのある都道府県の

テレビ局を受けるのがおすすめです。

 

そうでない場合は

なぜこの都道府県で就職しようと思ったのかを

しっかり説明する必要が出てきます。

 

また、同じ都道府県でも

テレビ局は4~5社あるので

そこは選り好みせずすべて受けた方がいいです。

 

どの系列でも必ず好きなタイプの番組があるし、

なぜその局(チャンネル)かというところでの差別化は

キー局(日テレ、フジテレビ、テレ朝、TBS、テレ東)に

好きな番組があるから、という程度で十分です。

 

 

国立大学出身でもテレビ局の記者になれる!

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いかがだったでしょうか。

このブログを読み始めたころに比べたら

だいぶテレビ局に対するハードルが低くなったように感じませんか?

 

大丈夫、私でもなれたんですから。

「いやいや…」と思うかもしれませんが、

本当に大丈夫だと思います。

 

いまの時代、

テレビが衰退してきているという流れを考えれば

特に地方テレビ局は

若い人材を欲しがっているに違いありません。

それどころか、

若いうちにいろんな役割を任せてもらえると思います。

 

当たって砕けろで受けてみましょう!

おそらくあんまり砕けないとは思いますので、

頑張ってみてください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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