テレビ局やマスコミと聞くと
忙しいイメージがありますよね?
さらにマスコミ記者となると
寝る間もないくらいずっと会社にいるんじゃないかと
思う人もいるかと思います。
私は2010年代にマスコミ記者になったので
昔のことはわかりませんが、
噂では、確かに寝る間もないくらい
仕事に追われる時代があったらしいです。
しかし、私が入ってからは
かなり働き方が改善されたようで
イメージするほど忙しくはなくなったようです。
もちろん仕事をしながら
プライベートも楽しみたい人が
ほとんどだと思います。
安心してください、遊べます。
実際に記者たちが
どんな仕事をしているのか
紹介していきます。
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Contents
テレビ局の記者|新人の仕事
人数によって違いはあると思いますが、
地方テレビ局の新人記者はだいたい警察担当を任されます。
原稿・現場取材の基本になるため
ここからマスコミ記者としての土台を
つくっていくということなんでしょう。
警戒
マスコミの警察担当が最初にやるのは「警戒」です。
今現在、事件や事故が起きていないかを
警察署に電話して確認します。
事件や事故があると
発生場所を管轄する警察署が
テレビ局や新聞社などの報道機関に
その概要を広報します。
しかし、重大な事件事故ほど
事実の確認作業に手間取り、
広報が出るまでに時間がかかってしまうことは
よくあることなんです。
その日のうちにその日のニュースを伝えたい
マスコミ、特にテレビ局としては
一刻も早く事件事故の情報をつかみ、
現場に行って撮影をしたいところ。
そこで、警察担当が
警察署に電話をして
とりあえず今のところ何か起きていないか
確認するのです。
各警察署の副署長が
報道対応を担当しているため、
電話をしたら副署長につないでもらいます。
何も起きていなければ
15秒で電話が終わりますが、
事件事故があれば
どんな状況なのかを聞けば
分かる範囲で教えてくれます。
Point
よりによって忙しいときに「副署長」という噛みやすい単語…
「くしょちょう」と言っても伝わるので、
滑舌が怪しい人はこっちでいきましょう。
事件・事故現場へ
会社から遠い場合は
現場に行く人(+カメラマン)と原稿を書く人に分かれます。
若いうちは
現場に行くことが多くなると思います。
車にカメラマン(場合によっては照明さんも)を乗せて
自分で運転して向かいます。
第1報で分かった住所を頼りに
カーナビに入力し、「とりあえず近くまで」行くのです。
会社からの追加情報ももらいつつ、
現場に着いたら
そこで得られる情報を集め、
会社にいる原稿担当に連絡します。
情報がなかなか手に入らない案件や
現場の状況が事件事故を物語っている場合は
リポートを撮影します。
どんな場所で、どんな被害があるのかを
10秒程度にまとめて話します。
ここでは顔が出るので
アナウンサーでもないのに
お茶の間に登場することになります。
私も何度もリポートをしていると
知り合いから「アナウンサーなの?」と
よく間違えられたものです。
原稿を書く
テレビではリポートする姿しか見ないので、
マスコミ記者はリポートだけが仕事だと思われがちですが、
事件事故の原稿を書くことももちろんあります。
大きなテレビ局であれば
リポートだけの場合もあるのかもしれませんが、
地方のマスコミであればだいたい現場兼原稿書きになります。
殺人事件や水難事故などの
大規模なものでなければ
ニュースは1分程度。
この中に事件事故の状況、けが人、現場の様子を
詰め込まなければいけません。
短いので一見簡単そうに思えますが、
どんな情報をどんな順番で伝えるべきかを
考えて取捨選択をしなければいけないので、
意外と悩みます。
慣れていけば15分くらいで書けるようになりますが、
私は3年かかりましたね…。
まとめ
テレビ局のマスコミ記者の仕事(若手篇)を紹介してきました。
ほかにも中堅社員、ベテラン社員の仕事も
紹介していますので
こちらもあわせて見てみることで
テレビ局の記者の仕事をイメージしてみてください。
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