テレビ局に入社して様々なお店や企業を取材したい。
テレビ局では取材するときに
謝礼を渡しているみたいだが
局や取材の内容によっては
謝礼を渡さない場合もある?
どんな基準で、どんなものを謝礼として渡しているのか知りたい。
テレビ局では様々な形で取材を行い、
ニュースやバラエティ番組を制作しています。
取材OKをもらうことも大事ですが、
その後もいい関係性を築いていくために
放送後のアフターフォローはどうしているのか、
新人記者やディレクターは気になるところだと思います。
今回は、取材先にどんな謝礼を渡しているのかなどについて
解説していきます。
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Contents
取材内容によって謝礼が違う!?
実は同じテレビ局の取材でも
時と場合で謝礼の種類や、
そもそも謝礼をもらえるかどうかまで
変わってきます。
報道のニュース番組の場合
ニュース番組の場合、
長尺の特集や1つのテレビ局で単独で行われる取材に限って
謝礼が渡されるという場合が多いです。
プレスリリースを出して
テレビ局や新聞社のほとんどを招いた場合、
1度に何社もイベントや会議、式典に参加するため
その場合は謝礼がない確率が高いです。
毎日何かしらネタを探して
取材を続けているテレビ局が
毎日、すべての取材先に謝礼を出していたら
さすがに赤字になりますからね。
ただ、単独で取材に応じた場合や、
長時間にわたるインタビューなどの場合は
例外的に謝礼を渡すこともあります。
自分たちだけのために時間を割いてもらっているので
感謝の気持ちを表したいと思って
記者の独断で持っていくパターンがほとんどです。
バラエティや情報番組の場合
バラエティ番組の場合は
よほどのことがない限り必ず謝礼を渡していました。
基本的に単独の取材、ロケであること、
ディレクターが企画立案してアポ取りすることが
ほとんどだからというのが理由に挙げられます。
店舗などの敷地を借りて
店長にセリフや話す内容を覚えてもらって
後日、資料となる写真の提供をお願いして・・・など
迷惑をかけた分、
また取材してほしいと思ってもらうために
全力でケアするのがディレクターの役割の1つです。
取材先への謝礼の種類
謝礼として持っていくのは
テレビ局オリジナルの商品です。
マスコットキャラクターが描かれた
クリアファイルやメモ帳などを
複数持っていきました。
私がよく用意していたのは
番組オリジナルのトートバッグですね。
これは通常、はがきを送って当たった人しか
もらえないものなので、
毎回かなり喜んでもらっていたのを覚えています。
取材で大事なのは謝礼よりも「また来てほしい」と思ってもらうこと
人気のお店であれば
何度も取材先の候補にあがりやすくなります。
ただ取材させてもらった感謝のための
謝礼でもありますが、
やはり「また取材してほしい」と
思ってもらうことが大切になってきます。
「横柄だった」「時間の無駄だった」などと
思われてしまうと、
番組のイメージから損なってしまうので、
1記者、1ディレクターとして
しっかり責任感をもって取材することが大切です。